【動画】わずか2時間の練習、広さはダイヤモンド2つ程度、中学軟式の強豪とは思えない驚きの練習環境
上一色中(東京・江戸川区)は中学軟式野球界における名門校として知られる。ロッテ・横山 陸人投手(専大松戸出身)、DeNA・深沢 鳳介投手(専大松戸出身)を輩出したチームとして知られる名門だが、実は練習環境はどこにでもある公立校と変わらない。
土日、祝日ならグラウンドを借りるが、平日はダイヤモンド2つ分ほどの広さが確保された校庭で練習。もちろん野球部専用ではなく他部活との共用で、取材日もテニス部と共用しながら練習していた。
練習時間も長時間実施するのではなく、アップや片付けなども含めて2時間程度。技術練習は60~90分前後と決して多くない。全国区の名門校でありながら、練習環境はごく普通の公立校と遜色ないが、強さを維持できるのは練習法にある。
校庭の半面を使って、6か所に分かれて打撃練習。残りのスペースでは簡単な内野ノックや、サイドノックを行うなど、スペースを無駄にすることなく、かつ細かくグループ分けすることで練習量を確保している。
指導者が数多くいるわけではないため、選手間で練習を進める部分もある。選手それぞれが高い意識をもって取り組めるからこそ成立するチーム運営で、技術練習が短くても、多くの収穫があり、成長できる。それが上一色中の強さといっていいだろう。
その上一色中の特集は高校野球ドットコムの公式Youtubeチャンネルで配信されている。