タレントを擁して過去2回の準優勝、今年は悲願の初優勝を狙う、過去のセンバツ・履正社
第95回記念大会となる23年センバツの出場校が決定した。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。出場を決めた各校の過去のセンバツの記憶をたどってみる。
昨年の秋季近畿大会で8強に入った履正社(大阪)は、3年ぶり10度目のセンバツ出場を決めた。過去の主なセンバツ成績は以下の通り。
★2006年
1回戦:●0対1 横浜(神奈川)
★2011年
1回戦:〇4対0 総合技術(広島)
2回戦:〇8対2 九州学院(熊本)
準々決勝:〇10対3 智辯和歌山(和歌山)
準決勝:●2対16 東海大相模(神奈川)
★2014年
1回戦:〇11対0 都立小山台(東京)
2回戦:〇7対6 駒大苫小牧(北海道)
※9回サヨナラ
準々決勝:〇6対2 福知山成美(京都)
準決勝:〇12対7 豊川(愛知)
※延長10回
決勝:●2対6 龍谷大平安(京都)
★2017年
1回戦:〇12対5 日大三(東京)
2回戦:〇1対0 市立呉(広島)
準々決勝:〇8対1 盛岡大附(岩手)
準決勝:〇6対4 報徳学園(兵庫)
決勝:●3対8 大阪桐蔭(大阪)
センバツ初出場は2006年。横浜相手に好ゲームを演じたが僅差で敗れた。2008年、2度目の出場で初勝利を挙げると、2011年にはベスト4の好成績を収めた。
2014年にはのちにヤクルト入りする中山 翔太外野手らを擁した強力打撃陣を武器に決勝まで勝ち上がった。2017年にもロッテ1位で入団する安田 尚憲内野手を擁して決勝まで上り詰めた。初優勝をかけた一戦は、大阪桐蔭との初の大阪勢決勝対決となったが、根尾 昂内野手(現中日)らが2年生だったチームに敗れて準優勝に終わった。
2000年以降、急激に力をつけて甲子園で活躍を見せている。19年夏には優勝を遂げている。今年はセンバツの初の優勝に向けて、ナインが全力を注ぐ。
(記事=浦田 由紀夫)