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23年高校四天王の現在地 大阪桐蔭・前田の活躍ぶり光る

2023.01.04

23年高校四天王の現在地 大阪桐蔭・前田の活躍ぶり光る | 高校野球ドットコム
左から佐々木麟太郎、前田悠伍、真鍋慧、佐倉侠史朗

 2023年の高校野球界で注目されるであろう高校四天王。2021年の明治神宮大会では、4人が揃い、準決勝まで勝ち上がったことで、大きな話題となり、続くセンバツでも対戦には注目が集まった。

 その後、夏の甲子園、そして自分たちが最高学年にあがり、秋季大会も終えて、4人の現在地を簡単に振り返りたい。

 これまでの実績だけで考えれば、大阪桐蔭前田悠伍投手(2年)の活躍ぶりは、やはり凄まじいだろう。神宮大会には2年連続で優勝投手になり、大会史上初の連覇に大きく貢献した。2年生春のセンバツでの優勝も達成し、夏の甲子園、そして国体と主要大会を1年間で経験し、結果を残してきた。最後の1年はドラフト1位候補としても注目されるが、ふさわしい投球が1試合でも多くみられることを楽しみにしたい。

 その前田に負けないインパクトを主要大会で与えているのは、広島広陵の真鍋慧内野手(2年)だろう。2年生の春のセンバツで甲子園デビューを果たし、神宮大会に2年連続で決勝進出。大阪桐蔭とのリベンジマッチには敗れたが、高校通算49本塁打をマークしており、最後の1年も注目されるところだ。

 しかし花巻東佐々木麟太郎内野手(2年)も、ここまで結果を残してきた。2年生のセンバツを最後に全国の舞台から遠のいてしまっているが、高校通算106本塁打の実績は素晴らしい。最後の1年で、どれだけハイレベルの投手を打ち崩し、全国の舞台への出場を果たせるか。

 九州国際大付佐倉侠史朗内野手(2年)は、大阪桐蔭・前田と同じく春夏連続で甲子園出場を果たしたが、上位進出に至らず、悔しい結果に終わった。佐々木同様に最後の1年で大暴れとなるか。

 3月のセンバツには前田、真鍋の出場の可能性が高い。佐々木、佐倉は地方大会から最後の1年が始まりそうだ。早くから注目されてきた4人、最後の1年で再び高校野球界を牽引してくれることを楽しみにしたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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