News

ロッテのベテランでは昨季は美馬が奮闘、荻野と角中が今季の復活期す

2023.01.20

ロッテのベテランでは昨季は美馬が奮闘、荻野と角中が今季の復活期す | 高校野球ドットコム
ロッテ・荻野 貴司

 春季キャンプが2月からスタートする。新人たちは各球団で合同自主トレを行い、プロの水に慣れようとしている。一方でベテラン選手たちはそれぞれのペースでトレーニングを行っていることだろう。

 さて、このオフも多くの選手が引退したが、各球団のベテラン選手事情はどのようになっているのだろうか。各球団の年長者3人を振り返ってみたい。(※年齢は2023年の満年齢)

 吉井理人新監督体制となったロッテのベテラン選手の顔ぶれは、昨シーズンと大きく変わらない。昨シーズン限りでチームを退団した日本人選手の最年長は田中靖洋投手(去年35歳)であり、大ベテランの引退はなかった。

 そのため最年長は今シーズンも引き続いて38歳になる荻野 貴司外野手(奈良・郡山出身)となった。荻野は2021年にプロ入り後、初めて全試合に出場。そのなかで最多安打、盗塁王、ゴールデングラブ賞を受賞しチームの2位に大きく貢献した。

 しかし昨シーズンは新型コロナウイルス陽性判定を受けたこともあり出遅れた。出場試合数は89試合へと減少し規定打席にも到達しなかった。だが、打率.310(326打数101安打)、15盗塁と結果は残した。今シーズンは再びレギュラーとしてチームを牽引することが求められる。

 移籍4年目を迎える美馬 学投手(藤代出身)は37歳を迎え、チーム2番目かつ投手最年長となる。昨シーズンの美間は規定投球回には到達しなかったものの、チーム唯一となる2ケタ勝利(10勝)を挙げ、防御率2.91。5位に低迷したチームの中で奮闘した。もちろん今シーズンも佐々木 朗希投手(大船渡出身)や石川 歩投手(富山・滑川出身)らとともに先発ローテーションを引っ張っていくことが期待されている。

 荻野と美馬につづくのが36歳になる角中 勝也外野手(日本航空二出身)だ。首位打者を2度獲得しているバットマンだが、昨シーズンは左太ももの故障などで離脱しており53試合の出場で打率.256(129打数33安打)、1本塁打と結果を残すことができなかった。今シーズンは復権を目指すシーズンとなる。

<2023年ロッテ年長者上位3人>
※外国人選手除く
※2023年の満年齢

荻野 貴司(外野手/38歳)
美馬 学(投手/37歳)
角中 勝也(外野手/36歳)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.05.02

【四国】高松商、33年ぶりの決勝進出の立役者は茨城の強豪シニア出身の1年生右腕!<春季地区大会>

2024.05.02

【長野】松商学園、長野日大、東海大諏訪などが県大会出場へ<春季県大会支部予選>

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>