秋田商が復活V、秋田南はまたあと1歩、由利は創部56年目で東北初白星<秋田>
菅原凛(秋田商)
2023年、今年も多くのドラマに期待だ。昨年は全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの2022年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。最終回は秋田。
春は秋田商が12年ぶりの優勝を果たした。伝統校の「商業高校」の復活の風は、秋田だけでなく全国でも吹いた。愛媛の松山商、千葉の銚子商、香川の高松商、徳島の徳島商などがそれぞれの春季県大会で上位成績を収めた。
夏は秋田南が、またもあと1歩で涙を流した。決勝まで進むも能代松陽の前に敗退。21年に続く2年連続の決勝進出だったが、またも壁に阻まれた。ノーシードから勝ち上がった快進撃だったが、春夏通じて初の甲子園は今年夏以降へと持ち越しとなった。
秋に準優勝した由利は、創部56年目で初出場となった東北大会で1勝を挙げる活躍が認められて、21世紀枠の東北地区推薦校に選出。春夏通じて創部以来初の甲子園出場の可能性が出てきた。
▽2022年秋田県代表の甲子園成績
★センバツ 出場なし
★夏甲子園
能代松陽 初戦敗退
1回戦●2-8 聖望学園(埼玉)
▽秋田県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 秋田商
準優勝 明桜
4強 本荘
大曲農
8強 能代松陽
大館鳳鳴
横手
大館桂桜
【選手権】
優勝 能代松陽
準優勝 秋田南
4強 秋田中央
明桜
8強 湯沢翔北
大曲工
大館鳳鳴
秋田北鷹
【秋季】
優勝 能代松陽
準優勝 由利
3位 明桜
4位 横手清陵
8強 大館桂桜
大曲工
横手
大館鳳鳴
【1年生大会】
優勝 能代松陽
秋田修英
4強 秋田南
角館