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西武育成はここ2年連続で支配下登録、水上は育成初の新人王など2冠達成

2023.01.09

西武育成はここ2年連続で支配下登録、水上は育成初の新人王など2冠達成 | 高校野球ドットコム
四国学院大時代の水上 由伸

 昨年10月に行われた育成ドラフト会議では57名の選手が指名された。各選手ともに1日でも早く、支配下登録されることを目指し春季キャンプ、オープン戦へと臨んでいくことになる。

 さてコロナ禍に見舞われた2020年以降の育成ドラフトで指名された選手たちは、どのような状況なのだろうか。球団ごとに状況を確認していきたい。

 松井 稼頭央新監督のもとで優勝を目指す西武は4人の育成選手を指名した。いずれも大卒、あるいは独立リーグ経由の選手たちということもあり、比較的早い段階での支配下登録に期待がかかってくる。

 そんな西武は2020年、2021年に育成ドラフトで獲得した選手たちが支配下登録され、すでに1軍の舞台で活躍している。

 2020年育成5位の水上 由伸投手(帝京三→四国学院大)は1年目の5月に支配下登録を勝ち取り中継ぎとして29試合に登板。防御率2.33と結果を残すと、昨シーズンは60試合で4勝4敗、1セーブ、31ホールド、防御率1.77の成績を残し最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得し新人王も受賞した。今シーズンも勝ちパターンでの起用が既定路線となっている。

 1位の赤上 優人投手(角館→東北公益文科大)、2位の長谷川 信哉外野手(敦賀気比)もそれぞれ支配下登録されている。

 2021年ドラフト組では2位指名の滝澤 夏央内野手(関根学園)が支配下登録済み。源田 壮亮内野手(大分商出身)が離脱した際には高卒1年目ながら遊撃のポジションでスタメン起用されるなど48試合に出場。打率.224(85打数19安打)と結果を出した。

 西武からはここ2年連続で1年目から支配下登録を勝ち取った選手が出ているだけに、今シーズンの育成ルーキーにも俄然注目が集まる。

◎西武育成指名選手
※2020年〜2022年

<2020年>
1位:赤上 優人角館→東北公益文科大/投手)※2022年開幕後に支配下登録
2位:長谷川 信哉敦賀気比/外野手)※2022年開幕後に支配下登録
3位:宮本 ジョセフ 拳豊川→名古屋学院大/外野手)
4位:豆田 泰志浦和実/投手)
5位:水上 由伸帝京三→四国学院大/投手)※2021年開幕後に支配下登録

<2021年>
1位:古市 尊高松南→四国IL徳島/捕手)
2位:滝澤 夏央関根学園/内野手)※2022年開幕後に支配下登録
3位:菅井 信也山本学園/投手)
4位:川村 啓真日本文理→國學院大/外野手)

<2022年>
1位:野村 和輝東大阪大柏原→NOL石川/投手)
2位:日隈 モンテル金光大阪→OBC高島→琉球ブル−オ−シャンズ→四国IL徳島/外野手)
3位:三浦 大輝時習館→中京大/投手)
4位:是沢 涼輔健大高崎→法政大/捕手)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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