News

【動画】 卓抜した打撃理論を持つ吉田正尚はMLBでも高次元の成績を残せるか

2022.12.18

 

 今年、オリックスの日本一に貢献した主砲・吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)がポスティングシステムにより、レッドソックスに移籍することが決まった。

 吉田は高次元の打撃成績を残している。2703打数884安打、打率.327、133本塁打、467打点、長打率.539、出塁率.421と非の打ちどころがない成績を残している。

 吉田は絶不調で全く成績が残せない年がなく、確実に成績を残してきた。5年連続で100安打以上、入団から7年連続で10本塁打以上、規定打席に到達した18年から5年連続で打率.320以上をマークするなど、驚異的な活躍だった。

 これまで吉田を取材してきたが、他の選手と比べても群を抜いて考えて打撃を極めてきた。ルーキーイヤーの時点で吉田はカウント、試合状況、相手投手のタイプに応じて3種類のスイングを使い分けていたことを明かしてくれた。

「1つ目はピッチャーの投球ラインに沿ってバットを入れていく後ろの大きいイメージのスイング。これが自分のベースとなるスイングです。2つ目はトップからインパクトまでの距離を最短でとることを意識した、上からたたく大根切りのイメージのスイング。前でさばく必要のある高めの球を処理する確率を上げたいときに使うスイングです。3つめは投球ラインよりも少し下からバットを入れていくスイング。ミートの確率が多少下がることを承知で、ホームランを打つ確率を上げたい時などに使います」

 現代の打撃理論は、投手のレベルが高くなっている現状を踏まえて、どんな軌道なら的確なスイングができるかを考える時代になっている。それぐらいの準備をしないと対応ができない。そういう時代においても3割以上を残している吉田が剛速球や高精度の変化球を投げる投手しかいないMLBの環境下でどんな成績を残してくれるのか。

 吉田に憧れる球児は多い。日本で見せたように、MLBでも安定した打撃を見せてほしい。

(動画を見る)

関連記事
【動画】埼玉西武ライオンズのキャンプに密着!山川穂高のティーや森友哉のセカンドスローを見てみよう!
【動画】春夏合わせて3度の全国制覇!9年ぶりの夏の甲子園狙う、帝京の冬に迫る!
【動画】選抜出場の超名門・明徳義塾の練習を公開!「砂のボール」を使ったティーバッティングとは!?

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.01

【東京六大学】早稲田大が大勝で7季ぶり優勝に大手!プロ注目スラッガー・吉納が2発、エース伊藤は8回1失点の快投見せる!

2024.06.01

【愛知】報徳学園は豊橋中央にサヨナラ勝ち、豊川には黒星<招待試合>

2024.06.01

センバツ出場の豊川がセンバツ準Vの報徳学園を破る!課題だった投手陣に手応え【愛知招待試合】

2024.06.01

【鹿児島】神村学園と鹿屋農が決勝進出<NHK旗>

2024.06.01

”新庄劇場”を支える日本ハムの新戦力たち! FA、外国人、現役ドラフトの補強が成功!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.28

交流戦開幕、初戦の注目は髙橋宏斗vs.今井達也の初対決!

2024.05.28

【鹿児島】鹿児島玉龍と樟南が8強へ<NHK旗>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

【佐賀】佐賀商と龍谷が、ともにコールド勝ちで決勝へ<NHK杯>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得