News

阪神2000年世代の小幡は、岡田新監督から絶賛

2022.12.11

阪神2000年世代の小幡は、岡田新監督から絶賛 | 高校野球ドットコム
高校時代の小幡 竜平(延岡学園)

 今年のドラフト会議でも多くの大卒選手が指名を受けた。ドラフト会議から1ヶ月以上が経過し多くの球団で入団発表会が行われている。

 そんな彼らと同学年だが、一足早く高卒や高卒社会人、あるいは独立リーグ経由ですでにプロ入りしている選手にはどのような選手がいるのだろうか。各球団の2000年生まれ世代(2000年4月2日から2001年4月1日生まれ)を確認してみたい。

 岡田 彰布新監督新体制となった阪神は、ドラフト1位で浅野 翔吾外野手(高松商→巨人1位)を指名するもくじを外した。次に入札したのが2000年生まれ世代の森下 翔太外野手(東海大相模→中央大→2022年1位)だった。中央大時代には大学日本代表にも選ばれており、右の長距離砲候補としての期待がかかっている。

 そして、もうひとりの同世代が育成ドラフト1位の野口 恭佑外野手(創成館→九州産業大→2022年育成1位)だ。この野口も森下と同じ右の外野手。まずは打撃でアピールし支配下登録を目指すことになる。

 現在所属する2000年生まれ世代を見ると投手では、野口と創成館(長崎)時代にチームメートだった川原 陸投手(創成館→2018年5位)がいる。その川原はここまで結果を出すことができていない。プロ入り後に1軍登板はなく現在は育成契約。今シーズンは2軍で13試合(先発3試合)に登板するも防御率9.30。20.1回を投げ15奪三振に対し22四球と苦しんでいる。同級生の加入で奮起したいところだろう。

 野手では小幡 竜平内野手(延岡学園→2018年2位)が同世代だ。2年目に1軍で54試合に出場すると、以降も同程度の試合に出場。今シーズンも49試合に出場。打率.188(69打数13安打)と苦しみながらもプロ初本塁打を放った。

 遊撃の守備には定評があり、秋季キャンプでは岡田監督も絶賛。今シーズン遊撃手でベストナインを受賞した中野 拓夢内野手(日大山形出身)がいるなかで正遊撃手候補として名前を挙げたほど。来年は高卒5年目、いわば大卒ルーキーと同じ年に遊撃の定位置争いへ本格参戦する。

<2000年生まれ世代>
※2000年4月2日から2001年4月1日生まれ

小幡 竜平延岡学園→2018年2位)
川原 陸創成館→2018年5位)※現在は育成

森下 翔太東海大相模→中央大2022年1位)
野口 恭佑創成館→九州産業大→2022年育成1位)

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.16

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.15

西東京大会は激戦ブロックが続出!昨夏甲子園出場の日大三は国士舘と同ブロック!【2024年夏の甲子園】

2024.06.15

東東京の横綱に上り詰めた帝京、関東一の軌跡~前田三夫と小倉全由、2人の名将~【東西東京大会50周年物語③】

2024.06.15

【福島】日大東北がサヨナラ勝ち、帝京安積はコールド勝ちで4強入り<春季支部選手権大会>

2024.06.15

今年の東京は「スラッガー大豊作世代」! 超進学校に現れた「プロ入り明言」の二刀流、木製で本塁打量産の早実のスラッガーなどが夏を盛り上げる【注目選手リスト】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】

2024.06.11

センバツ出場・東北のレギュラー左翼手がプロボクサー挑戦へ! エースはENEOS、主力は國學院大、国士舘大などへ進学【卒業生進路】

2024.06.16

大阪桐蔭、山梨学院、慶應義塾…強豪校・名門校の昨年度卒業生はどの進路を歩んだのか?【卒業生進路一覧】

2024.06.14

15日に夏の甲子園抽選会!超激戦区・愛知が誇る逸材を一挙紹介!素材の宝庫・愛工大名電、中京大中京の149キロ右腕…そしてモイセエフはどこまで成長したのか?今年も全国クラスの逸材が点在!【注目選手リスト】

2024.06.11

【北海道】十勝支部は12日に抽選会!帯広大谷、白樺学園の初戦の相手に注目<夏の甲子園予選組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得