侍ジャパン相手に躍動した巨人の5人の若手投手たち
菊地大稀、直江大輔、井上温大、京本眞、大江竜聖
11月6日、巨人が侍ジャパントップチームと強化試合を行い、若手投手陣が快投を見せた。
先発左腕の井上 温大投手(前橋商出身)が3回無失点の好投。140キロ後半の速球でトップチームに集結した強打者たちを抑える姿に爽快感を覚えた巨人ファンも多いのではないだろうか。来年のローテーション候補として期待がかかるだろう。
6回から登板した直江 大輔投手(松商学園出身)も1回無失点の投球、直江の良さは185センチの長身、そしてフォームバランスの良さから繰り出す145キロ前後の快速球、切れ味鋭い130キロ前半のスライダーを丁寧に投げ分ける投球スタイル。角度のある直球をしっかりとコマンドできるのは大きな強みだ。
大江 竜聖投手(二松学舎大附出身)も左サイドから投げ込む140キロ前半の速球には威力があり、不運の失点はあったものの、内容は悪くなかった。
菊地 大稀投手(佐渡出身)も140キロ後半の速球を投げ込み、無失点に抑える好投。今季は16試合に登板し、投球回を上回る奪三振を記録した速球投手として来季の活躍に期待がかかる。
本塁打を打たれたものの、1年目の京本 眞投手(明豊出身)が140キロ後半の速球を投げ込んだ。縦回転で投げ込む投球フォームは完成度が高く、来季は支配下登録実現へ向けて、2軍でも多くの登板機会が与えられそうな予感をさせてくれた。
期待の巨人の若手投手たち。しっかりと大化けすることを期待したい。
(記事:河嶋 宗一)