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昨年4人受賞のパ・リーグの盗塁王、今年はロッテ高部がダントツで獲得

2022.10.04

昨年4人受賞のパ・リーグの盗塁王、今年はロッテ高部がダントツで獲得 | 高校野球ドットコム
大学時代の髙部 瑛斗(東海大甲府-国士舘大-千葉ロッテ)

 ペナントレースが終わり、セ・リーグ優勝はヤクルト、パ・リーグ優勝はオリックスで、ともに連覇となった。これから、クライマックス・シリーズへと突入するが、個人タイトルは決着した。

 昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は、今シーズンも同じように活躍しただろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 パ・リーグの盗塁王は、ロッテ・高部 瑛斗外野手(東海大甲府出身)が44盗塁で獲得した。昨シーズンは4盗塁だったことを考えると大躍進だ。

 2位はソフトバンク周東 佑京内野手(東農大二出身)の22盗塁、3位は日本ハム・松本 剛外野手(帝京出身)と、楽天・小深田 大翔内野手(神戸国際大附出身)の2人の21盗塁で、5位はソフトバンク三森 大貴内野手(青森山田出身)の20盗塁だった。高部はダブルスコアの差をつけてのダントツでタイトルを奪ってみせた。

 昨シーズンを振り返ってみると今シーズンと異なり盗塁王争いは大激戦だった。最終的には西武・源田 壮亮内野手(大分商出身)、ロッテ・和田 康士朗外野手(小川高出身)、ロッテ・荻野 貴司外野手(奈良郡山出身)、日本ハム・西川 遥輝外野手(智辯和歌山出身)の4人が24盗塁で同時受賞した。もちろん4人の同時受賞は初だった。

 この4人のうち今シーズンも上位5人に入っているのは誰もいなかった。楽天に移籍した西川は19盗塁で6位。荻野は15盗塁に終わり、昨シーズンの24盗塁には届かなかった。源田は12盗塁、和田も11盗塁で盗塁数は大きく減少した。一方、昨シーズン21盗塁で5位だった周東は今シーズンも22盗塁で2位と変わらずに快足ぶりを見せている。

 今シーズンは故障などによる離脱期間が長かった選手もおり、昨シーズンと比べてランキングに大きな変化があった。

<2022パ・リーグ盗塁上位ランキング>
44盗塁 高部 瑛斗(ロッテ)
22盗塁 周東 佑京(ソフトバンク)
21盗塁 松本 剛(日本ハム)
21盗塁 小深田 大翔(楽天)
20盗塁 三森 大貴(ソフトバンク)

<2021パ・リーグ盗塁上位ランキング>
24盗塁 和田 康士朗(ロッテ)
24盗塁 源田 壮亮(西武)
24盗塁 荻野 貴司(ロッテ)
24盗塁 西川 遥輝(日本ハム)
21盗塁 周東 佑京(ソフトバンク)

※数字は2022年全日程終了

(記事=勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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