試合レポート

帝京vs実践学園

2022.07.17

帝京2年生右腕・高橋蒼人が圧巻の7回7奪三振 フィジカル強化で進化を示す

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帝京・高橋蒼人

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<第104回全国高校野球選手権東東京大会:帝京8-1実践学園(7回コールド)>◇17日◇3回戦◇神宮

 2012年以来となる甲子園を目指す帝京。17日に初戦を迎え、実践学園を下し、優勝に向けて幸先よくスタートを切った。

 1年間積み上げて鍛え上げたフィジカルはユニホーム越しでも素晴らしいものだとわかるもので、いざ打席でスイングすれば、打球の速さが他のチームとは断然違っていた。金田監督も体力強化に伴った技術面の向上には「トレーナーも頑張ってくれていますし、選手も自信をもっていると思います。パフォーマンスもこの1年間見ていても、最初に比べて違います」と手ごたえを感じているようだった。

 そのなかでも衝撃を受けたのは先発した高橋 蒼人(2年)の投球だ。
 7回を投げて被安打2、奪三振7、失点1とほぼ相手打線を圧倒する内容で、難しい初戦でしっかりと結果を出した。指揮官・金田監督も「ボール自体悪くなかった」と高橋の投球にコメントしている。

 昨年から1年生ながら帝京の主戦投手として大きな話題となっていたが、最速144キロまで引きあがった。非常にコンパクトにテイクバックをまとめながらも、スムーズな体重移動で力を上半身まで伝えていき、力強く腰を回転させて右腕を振り抜いていた。

 特に腕をコンパクトに使うことは本人もこだわっていた部分で、「大谷 翔平さんをイメージして、腕のまとめ方とか持つようにしました」という。

 1年前はまだ細く感じられた体つきでモーションも少し大きかったが、逞しくなったことで、フォームの無駄をそぎ落として反動を小さくしても、球威はもちろん、フォームにも力強さ、躍動感が出てきて、最速144キロまで到達した。

 本人もこの1年間を通じてフィジカル強化されたことで「去年も初戦投げていますが、今年は自信をもって投げられた」と自信が深まっている部分があるという。

 一方で、「もう少しできた」と厳しい評価もしている。大会は始まったばかり。戦うにつれてピークがやってくるだろう。その時はどんな投球を見せてくれるのか楽しみにしたい。

 試合は、1対1で迎えた4回に帝京は2死満塁から2番・本村 千夏良外野手(3年)が実践学園先発・田口 慶亮投手(3年)から勝ち越しの適時打を放つなど、この回4得点。試合の主導権を握ると、6回にも追加点を奪って6対1で迎えた7回には、1番・小島 慎也内野手(3年)の適時打で8点目が奪い、コールドが成立。強打の帝京が、8対1で実践学園を下した。

(取材=田中 裕毅)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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