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新設・佐久長聖女子野球部スタッフ発表!監督にはPL学園出身・野々垣武志氏が就任

2022.03.01

新設・佐久長聖女子野球部スタッフ発表!監督にはPL学園出身・野々垣武志氏が就任 | 高校野球ドットコム
野々垣武志監督(左)佐藤康学校長(中)樺澤愛七海コーチ(右)

 今年4月に創部する佐久長聖女子野球部の監督・コーチが発表された。監督には、PL学園出身の野々垣 武志氏が就任。野々垣氏は、1989年に西武ライオンズに入団。その後、広島、ダイエー(現ソフトバンク)、台湾プロ野球などでプレー。2021年は西武ライオンズレディースの打撃コーチを務めるなど、女子野球の指導にも従事した。今回、佐久長聖女子野球部の監督就任にあたり、野々垣氏は、
「昨年は、西武ライオンズレディースでトップレベルの選手を見させていただき、とても勉強になりました。女子野球の魅力を知り、野球に純粋に取り組む女子選手たちの力になるような指導ができたらと思っていたので、お話をいただいた時はとても嬉しかったです。選手たちのその後のセカンドキャリアについても共に考えながら、文武両道を目指したチーム作りも行っていければと思っています」と語った。

 また、コーチには樺澤 愛七海氏が就任。樺澤氏は小学3年から野球を始め、富岡ボーイズ硬式野球倶楽部、京都両洋女子硬式野球部でプレーした経験をもつ。今年3月に上武大看護学部を卒業予定で、大学4年間は上武大硬式野球部マネジャーも務めてきた。

「高校の時から、将来的に女子野球の指導者になりたいという夢がありました。自分自身が女子野球経験者として、選手の支えになれればいいなと思っています。また、選手たちのセカンドキャリアの追求という面でも、私の周りの同級生や先輩後輩など、いろんな女子野球選手たちに話しを聞きながら、進路を考える際に背中を押せるような役回りを務めていきたいです」(樺澤)

 佐藤康学校長(女子野球部部長)は、
「まずは創部に向けて、焦ることなく着実に1歩ずつ進めていきたいと思っています。初年度の大会出場は難しいかもしれませんが、最終的に日本一を目指していきたいと思っています」と意気込む。

 佐久長聖は、2017年に創部した女子サッカー部も、僅か創部4年目で県大会優勝、翌年には県連覇を果たしている。各運動部での育成ノウハウも生かし、強豪チームを作り上げる。

 また、同校男子硬式野球部で指揮を執るのは、野々垣氏にとってPL学園の後輩にあたる藤原弘介監督であるが、「指導者としても名監督である藤原監督からどんどん学んでいきたい」とPL学園OBの絆の強さもみせる。強力な布陣が揃った佐久長聖女子野球部の今後の発展が楽しみだ。

■プロフィール
監督:野々垣 武志
1971年生まれ・奈良県出身
野球経歴:大阪八尾フレンド―PL学園―西武―広島―ダイエー(現ソフトバンク)―台湾プロ野球
2003年に現役引退。2021年に西武ライオンズレディース打撃コーチを務める。

コーチ:樺澤 愛七海
1999年生まれ・群馬県出身
野球経歴:富岡ボーイズ硬式野球倶楽部―京都両洋―上武大硬式野球部(マネジャー)令和4年3月卒業見込み
資格:養護教諭一種免許状・看護師免許(共に卒業時に取得見込み)

取材・文:安田未由

[page_break:全国高校女子硬式野球連盟・加盟校一覧]

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駒沢学園女子高(東京)
埼玉栄高(埼玉)
花咲徳栄高(埼玉)
福知山成美高(京都)
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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