【動画】広島高卒2年目右腕・小林樹斗が開幕1軍へ前進 エースの指導でチャンスをつかめるか
広島は16日、DeNAと練習試合を行った。4対6で試合には敗れたが、6回から4番手で登板した高卒2年目右腕・小林樹斗投手(智辯和歌山出身)が好リリーフを見せた。
3回を投げて無失点。打者12人に安打と四球は1つずつ与えたが、3三振を奪い躍動感あふれる投球フォームから自慢の快速球を披露し、開幕1軍入りへ1歩前進する結果になった。
変化球が好調だった。ストレートを軸としつつもチェンジアップ、スプリット、カットボールと、緩急をつけた変化球と、小さな変化をつけた直球系の球種を巧みに交ぜて相手打線を翻弄した。時折、制球が甘くなり痛打されるシーンもあったが、2年目のブレークに向けて期待の膨らむ投球内容だった。
スプリットに関しては智辯和歌山時代から光るものがあったが、それに負けず劣らず、チェンジアップやカットボールも相手打者に有効的だった。
キャンプ期間中、チームのエース・大瀬良大地投手(長崎日大出身)のもとへ、直球系の球種のアドバイスをもらいに行ったという。その成果をこのDeNA戦で示した形となった。
成長を続ける高卒2年目右腕。飛躍の1年に結び付けられるか、今後もアピールが続く。