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巨人ドラ3・赤星はじめ17名が野球継続 主将・峯村など日本大4年生は半数が社会人野球へ

2021.12.30

巨人ドラ3・赤星はじめ17名が野球継続 主将・峯村など日本大4年生は半数が社会人野球へ | 高校野球ドットコム
赤星 優志(日本大)

 東都大学野球1部リーグに所属する日本大。2021年は、2部で春季リーグを迎えたが、優勝を果たして入れ替え戦へ。立正大、東洋大との三つ巴の入れ替え戦で2連勝を飾り、1部へ返り咲いた。秋季リーグでは悔しい5位に沈んだが、片岡監督の就任1年目は名門復活への足掛かりとなる結果となった。その新たな歴史のきっかけを作った4年生たちの進路が発表された。

 4年生在籍29名中17名が、社会人でも野球を継続することになった。特に14名が硬式野球を継続するが、これまでの学生野球と違い企業から選ばれなければ入部することができないことを考えれば、半数近くが継続するのは素晴らしいことである。

 硬式では、エース赤星 優志投手がドラフト3位指名で巨人への入団が決まった。その赤星とともにプロ志望を提出していた主将の峯村 貴希内野手は強豪・Hondaへの入部が決定。さらに主力投手で活躍した市川 睦投手はJR東日本へ進む。2年後のドラフト指名へ、鍛錬を重ねることになる。

 他には津高 弘樹投手がJR東日本東北へ進むなど地方のチームへ行く選手もいるが、柿澤 海大投手と熊田 稜投手の2人は独立リーグへ挑戦するなど、春からは様々な場所で14名が硬式を継続する。

 軟式では石川 水都投手、黒澤 駿太捕手が市役所の軟式チーム。若宮 颯内野手は地元・石川の小松マテーレに就職して、軟式野球を継続する。野球を継続する17名の選手たちが、それぞれの所属先で活躍を見せてくれることを期待したい。

 一方で大学野球をもって12名が引退することになるが、市役所勤務などとなっている。日本大での4年間の経験を社会の世界で発揮してほしい。


<硬式継続者>
赤星 優志投手(日大鶴ヶ丘出身):巨人
市川 睦投手(二松学舍大附出身):JR東日本
柿澤 海大投手(日大三出身):BCリーグ
熊田 稜投手(春日部共栄出身):茨城アストロプラネッツ
鈴木 重寛投手(常総学院出身):茨城トヨペット
津高 弘樹投手(報徳学園出身):JR東日本東北
吉松 塁投手(山梨学院出身):NTT東日本
津原 瑠斗捕手(日大三出身):東京ガス
池田 章人内野手(長野日大出身):エイジェック
小浜 崚史内野手(滋賀学園出身):エナジック
菅原 裕太内野手(日大藤沢出身):三菱自動車岡崎
峯村 貴希内野手(木更津総合出身):Honda
金本 大毅外野手(龍谷大平安出身):島津製作所
宮坂 元規外野手(大垣日大出身):ニチダイ

<軟式継続者>
石川 水都投手(習志野出身):習志野市役所
黒澤 駿太捕手(前橋育英出身):高崎市役所
若宮 颯内野手(星稜出身):小松マテーレ

(文・田中 裕毅)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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