News

【動画】大阪桐蔭vs東海大菅生など3試合に厳選 編集部が選ぶ甲子園の印象深いゲーム

2021.12.31

 2021年は選抜、夏の甲子園がともに開催され、少しずつ今までの高校野球の流れが戻ってきた。そんなセンバツ、夏の甲子園に取材に向かい、現地の模様を見てきた編集部・田中裕毅が印象的なゲームをピックアップした。

 有観客での開催となったセンバツからは、明豊東播磨の試合をピックアップした。
 試合は延長11回までもつれる熱戦となったが、「序盤から点数を取り合ったことで、どんな試合展開となるのか」と振り返るように、あわただしい点数の取り合いとなった。

 そのなかで東播磨が見せた足を使った攻撃が多くの観客を沸かせた。これには敵将・川崎監督も「嫌らしさをもった組織力で勉強になりました」と試合後に語るほど。全国での実績が十分の名門・明豊に見せた東播磨の攻撃は振り返っても素晴らしいものだった。

 無観客だった夏の甲子園では1回戦から2つピックアップ。
 雨による8回途中でのコールドとなった大阪桐蔭東海大菅生は、戦前より優勝候補に挙がった両チーム同士の注目カード。多くの注目が集まっただけに、最後までやり切ってほしい。やりきれないことへの悔しさがあるとともに、悪天候の中で見せた全国の名門校同士の気迫あふれるプレーが強く印象に残った。

 もう1つが東北学院愛工大名電の一戦。投打ともに充実の戦力を整えていた愛工大名電を相手に、東北学院の投打のかみ合った試合運びで見事勝利。勝った東北学院は2回戦を不戦敗で終えてしまったが、高校野球界の超名門から勝利した東北学院の一戦が強く心に刻まれた。

 2022年は聖地・甲子園でどの選手がスターとなるのか。その瞬間を伝えていくのはもちろんだが、願わくは現地に多くの高校野球ファンが見られるような環境になっていてほしい。

(動画を見る)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.05.26

【春季近畿大会】大阪学院大高のプロ注目ショート・今坂幸暉は3打数無安打。「第1打席がすべて」と悔やむも好守備に手応え

2024.05.26

【春季関東大会】超強力打線・帝京の快進撃が止まる! 白鷗大足利の山口・昆野を攻略できず、13年ぶりの夏への課題は「大黒柱の育成」

2024.05.26

【宮城】仙台育英が投打に圧倒して5大会連続28回目のV<春季県大会>

2024.05.26

【佐賀】佐賀北、龍谷、佐賀商、鳥栖工が4強入り<NHK杯>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【春季関東大会】センバツVの両エース打ちで勝利に貢献!逆転タイムリー放った池田翔吾(常総学院)は指揮官も絶賛の打棒の持ち主!

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商