牧田和久に続く、現役アンダースロー3人衆の現在地
高橋礼と牧田和久
2021年オフに戦力外となった牧田和久投手(静清工出身)。所属は決まっていないが現役続行を希望しており、吉報を待ちながら来シーズンへの準備を続けている。
2017年の侍ジャパンではクローザーも任されるなど、球界でも数少ないアンダースローとして第一線で右腕を振り続けてきた。そんな牧田の背中を追いかけて、アンダースローとして現在球界で活躍している選手たちがいる。その顔触れは以下の通りだ。
・ソフトバンク:高橋礼投手(専大松戸出身)
・西武:與座海人投手(沖縄尚学出身)
・オリックス:中川颯投手(桐光学園出身)
2021年シーズンが終わった時点で3人のアンダースローが現役でマウンドに上がっている。この中でも実績を残すのは高橋だろう。
2019年に23試合で12勝に輝いて新人王を受賞するなど、一気にブレークした高橋。2020、2021年は苦戦を強いられているが、5年目を迎える2022年は復調を象徴づける活躍を見せたいところだ。
成長著しいのが西武・与座。プロ2年目の今シーズンは15試合に登板し、着実に経験を積んできた。牧田が活躍してきた西武でアンダースローとして大成するか。勝負の3年目となる。
1年目を終えたオリックス・中川は1軍では1試合だけの登板に終わったが、2軍では41試合に登板。ファームで淡々と経験を積み上げてきた。この経験を2年目に繋げていきたい。
牧田の背中を追いかけて成長を見せてきた3人。その3人のためにも、2022年も現役で雄姿を見せ続けられるか。牧田の去就に注目だ。