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延べ42個、「松坂世代」が積み上げてきたタイトル&表彰

2021.10.26

延べ42個、「松坂世代」が積み上げてきたタイトル&表彰 | 高校野球ドットコム
松坂 大輔(横浜出身)

 10月19日、球界を代表する松坂 大輔投手(横浜出身)が引退試合に臨んだ。「ありのままの自分をみてもらいたい」と118キロの直球など5球を投じて四球。現役時代にピリオドを打った。なんとも寂しいが、1998年春夏甲子園連覇から始まった「松坂伝説」が終わった。

 松坂が手にした主なタイトル&表彰は以下の通り。

松坂 大輔横浜ー西武ーレッドソックスーメッツーソフトバンクー中日ー西武)
最多勝3回(新人の1999年から2001年までの3年連続)
最優秀防御率2回(2003年、2004年)
最多奪三振4回(2000年、2001年、2003年、2005年)
沢村賞1回(2001年)
新人王(1999年)
WBC最優秀選手2回(2006年、2009年)

 同じ世代を生きたプロ野球選手は「松坂世代」と呼ばれ、各球団で活躍してきた。松坂の活躍も目立ったが、「同級生」たちも数々のタイトルを手にして、NPBの歴史にその名を刻んだ。

 名誉ある主な「松坂世代」のプレーヤーが手にしたタイトル&表彰を挙げてみた。

藤川 球児投手(高知商ー阪神ーカブスーレンジャーズー高知ファイティングドッグス―阪神)
最多セーブ2回(2007年、2011年)
最優秀中継ぎ2回(2005年、2006年)

杉内 俊哉投手(鹿児島実ー三菱重工長崎ーダイエーー巨人)
最多勝1回(2005年)
最優秀防御率1回(2005年)
最多奪三振3回(2008年、2009年、2012年)
最高勝率3回(2009年、2010年、2012年)
沢村賞1回(2005年)
最優秀選手1回(2005年)

木佐 貫洋投手(川内ー亜細亜大ー巨人ーオリックスー日本ハム)
新人王(2003年)

館山 昌平投手(日大藤沢ー日本大ーヤクルト)
最多勝1回(2009年)
最高勝率1回 (2008年)

村田 修一内野手(東福岡ー日本大ー横浜ー巨人ー栃木ゴールデンブレーブス)
本塁打王2回(2007年、2008年)

和田 毅投手(浜田ー早稲田大ーダイエーーカブスーソフトバンク※現役)
最多勝2回(2010年、2016年)
最高勝率1回(2016年)
最優秀選手1回(2010年)
新人王(2003年)

新垣 渚投手(沖縄水産ー九州共立大ーダイエーーヤクルト)
最多奪三振1回 (2004年)

小谷野 栄一内野手(創価ー創価大ー日本ハムーオリックス)
打点王1回 (2010年)

久保 康友投手(関大一ー松下電器ーロッテー阪神ー横浜ー米独立リーグーメキシカンリーグ※現役希望)
最高勝率 1回 (2010年)
新人王 (2005年)

梵英心内野手(三次ー駒沢大ー広島)
盗塁王1回 (2010年)

 投手がほとんどで、03年は木佐貫と和田が仲良く両リーグで新人王を手にした。12年まで誰もタイトルを取れなかったシーズンは02年だけ。13年から15年の3年間はなかったが、16年に和田が最多勝と最高勝率の2冠を取ったのが最後で現在に至っている。NPBで現役を続けているのは、この和田だけとなった。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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