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沢村賞に最も近い男・山本由伸。残り登板で決定的にできるか?

2021.10.02

沢村賞に最も近い男・山本由伸。残り登板で決定的にできるか? | 高校野球ドットコム
オリックス・山本由伸(都城出身)

 10月2日、オリックスのエース・山本由伸がソフトバンク戦に先発する。首位固めするためにもオリックスは確実にものにしたい試合だ。

 ここまで山本は15勝5敗、防御率1.50、161.2回、174奪三振、22試合のうち4完投2完封と文句つけようがない成績だ。

 今年のプロ野球で最も沢村賞に近い男といえるだろう。沢村賞の基準として、25試合登板。200投球回、15勝、150奪三振、防御率2.50以内といわれている。

 すでに勝利数、奪三振はクリアしており、防御率もよほど打たれない限り、到達可能な成績といえる。沢村賞を決定的にさせるには、残り試合のパフォーマンスがかかっているだろう。高卒5年目での受賞は2011年の田中将大駒大苫小牧出身)以来。この時の田中は19勝5敗、防御率1.27と恐ろしい成績を残している。

 10年が経ち、プロ野球の打者のレベルは格段に上がり、当時と比べて打球も飛ぶ。その中で異次元とも呼べる成績を残す山本。やはり別格の投手といえるだろう。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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