「智辯勢」が上位、個人では近江の明石と山田が奮闘中/4強チームランキング
中川 勇斗(京都国際)、前川 右京(智辯学園)、新野 翔大(近江)
第103回全国高校野球選手権はベスト4が出そろった。進出チームの個人とチームの投打成績は以下の通り。
【打撃成績(規定打席以上、試合数×3.1)】
★打率ランキング
1位 大西 拓磨(智辯和歌山) .571(7打数4安打)
2位 大仲 勝海(智辯和歌山) .556(9打数5安打)
3位 明石 楓大(近江) .545(11打数6安打)
4位 前川 右京(智辯学園) .500(14打数7安打)
5位 山下 陽輔(智辯学園) .467(15打数7安打)
6位 高嶋 奨哉(智辯和歌山) .429(7打数3安打)
6位 渡部 海(智辯和歌山) .429(7打数3安打)
8位 森田 空(智辯学園) .412(17打数7安打)
9位 森下 瑠大(京都国際) .400(10打数4安打)
9位 春山 陽生(近江) .400(15打数6安打)
9位 宮坂 厚希(智辯和歌山) .400(10打数4安打)
2試合しか消化していない智辯和歌山を入れて、打率4割以上は11人。智辯和歌山をのぞくと、近江の明石がトップ。滋賀大会無安打の左打者が甲子園にきて「首位打者」に躍り出ている。その他は、打線が好調な智辯学園勢が上位を占めている。
★本塁打ランキング
1位 2本 前川 右京(智辯学園)
中川 勇斗(京都国際)
新野 翔大(近江)
4位 1本 森下 瑠大、辻井 心(京都国際)
島滝 悠真、山田陽翔(近江)
高嶋 奨哉(智辯和歌山)
準決勝ではともに3番起用が多い智辯学園・前川と京都国際・中川の直接対決となる。
★打点ランキング
1位 7打点 前川 右京(智辯学園)
2位 5打点 新野 翔大(近江)
山田 陽翔(近江)
4位 4打点 中川 勇斗(京都国際)
森田 空(智辯学園)
島滝 悠真(近江)
山下 陽輔(智辯学園)
智辯学園・前川が依然トップをキープ。準決勝以降で積み上げられるか?2位以下の選手にも逆転の可能性は十分ある。
【投手成績(規定投球回数以上=チーム試合数)】
★防御率ランキング
1位 塩路 柊季(智辯和歌山) 0.00(1試合のみ)
1位 平野 順大(京都国際) 0.00(1試合のみ)
3位 西村 王雅(智辯学園) 0.75
3位 小畠 一心(智辯学園) 0.75
5位 中西 聖輝(智辯和歌山) 1.04(1試合のみ)
6位 森下 瑠大(京都国際) 2.25
7位 山田 陽翔(近江) 3.86
8位 岩佐 直哉(近江) 4.26
2試合以上登板している投手では智辯学園の西村と小畠がトップタイ。京都国際の森下と近江の山田、岩佐の二枚看板が続く。
★奪三振率ランキング
1位 岩佐 直哉(近江) 12.79 12回3分の2、14三振
2位 塩路 柊季(智辯和歌山)12.00 6回8三振
3位 山田 陽翔(近江) 10.80 23回3分の1、28三振
1試合登板のみの塩路以外、近江の二枚看板がまたも上位を占めた。近江の山田は打撃成績でも本塁打と打点で上位に食い込み、「二刀流」として奮闘している。
チーム打撃成績では、打率では智辯和歌山.377、智辯学園.352と好調だが、本塁打数では4本の京都国際がトップで、近江が5盗塁、13犠打でトップに立つ。
投手成績では2試合の智辯和歌山が防御率1.00でトップをキープ。智辯学園1.25、京都国際1.86と続く。