水口vs日野
水口・藤原が5回参考ノーヒットノーランを達成
5回参考ノーノ―を達成した藤原聡大（水口）
水口のエース・藤原聡大（3年）が5回参考ながらノーヒットノーランを達成した。
藤原は初回に140キロを二度計測して、三者凡退に抑える盤石の立ち上がり。2回以降も130キロ台後半のストレートと110キロ台のスライダーで相手打線を翻弄し、三振の山を築いていく。
水口の打線は1回裏に一死三塁から3番・永田瑛士（2年）の犠飛で先制点を挙げると、2回裏には一死一塁から7番・菊本真（2年）の適時二塁打で追加点を奪う。
3回にも打線が繋がり4点を奪うと、日野のエース・澤田賢人（3年）をマウンドから引きずり降ろす。日野は遊撃手の西野尾匠吾（2年）を3回途中からマウンドに送るが、4回に5失点と流れを変えることができず、4回を終えて11点差と大差をつけられてしまった・
一矢報いたい日野は5回表に四球と失策で二死一、三塁のチャンスを掴むが、重盗に失敗して試合終了。1本も安打を放つことができず、5回コールド負けを喫してしまった。
藤原は4四球と制球に苦しむ場面もあったが、毎回の7奪三振で相手打線を圧倒。身長173㎝、体重62㎏と線は細いが、綺麗なフォームから繰り出されるストレートには将来性を感じさせる。卒業後に大学等で野球を続けるようであれば、数年後にドラフト候補に名前が挙がってもおかしくない素材だ。この春に飛躍を遂げた右腕の今後に注目したい。
（取材＝馬場 遼）
