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履正社、桐生第一…3日、4日に敗退し、選抜が厳しい立場となった有力校たち

2020.10.05

履正社、桐生第一...3日、4日に敗退し、選抜が厳しい立場となった有力校たち | 高校野球ドットコム
履正社の好投手・渡邊純太

 10月3日、4日。この土日は地方大会に出場できるか、できないかの瀬戸際の試合が相次いだ。3日、4日でも有名校の敗退が相次いだ。

履正社 3位決定戦 1vs2 大阪山田
準決勝で大阪桐蔭との直接対決に敗れ、3位決定戦では公立校の大阪山田に敗れた。履正社が近畿大会に進めないのは、2015年以来。ただ当時と違うのは、寺島成輝(東京ヤクルト)など圧倒的な戦力を持ったチームと違って、今年は経験者がほとんどいないチーム。強いチームというのは、試合運びがうまい公立校相手にも一瞬のスキを逃さず、小技、長打攻勢で、得点をもぎ取ることができる。ただ、今年の履正社はそれがない。3位決定戦は貧打に泣いたとはいえ、野手1人1人の能力は全国レベル。能力が低いとは全く思わない。ただ、優勝したチームや、去年のチームにあった「抑えられるボールがない」と思わせる怖さはまだない。履正社のような全国レベルのチームは「悪くはない」「及第点」だと、こういう負けの確率が高まってしまうのだろう。本当に悔しい負けではあるが、腰を据えてじっくりと鍛え直すこと前向きに捉え、圧倒的なチームになることを期待したい。

桐生第一 準決勝 2vs4 前橋商
2年連続の選抜を狙って桐生第一も準決勝で姿を消すことに。とはいえ、スタメン9人中、7人という1年生。最速135キロ右腕・北村流音、大型外野手・三塚琉生など能力が高い選手がずらり。彼らの最終学年では、健大高崎、前橋育英に負けない大型チームになるかもしれない。

奈良大附 3位決定戦 1vs3 畝傍
 奈良は2校しか近畿大会に進めないため。準決勝に智辯学園に敗れた時点で、敗退が決まっている。準々決勝に勝ち上がるまで大差で勝利するなど勝ち上がりを見てもならでは圧倒的。右の技巧派・二宮 知也、強打の捕手・本間 悠人など能力が高い選手は揃っており、来春以降もマークしないといけないチームであることは間違いない。

また他では広島商が3位決定戦で敗れ、交流戦出場の倉敷商も準々決勝で敗れている。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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