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エース・有原を擁し春は全国4強!春夏連続出場を果たした2010年の広陵ナインのその後

2020.09.02

エース・有原を擁し春は全国4強!春夏連続出場を果たした2010年の広陵ナインのその後 | 高校野球ドットコム
高校時代の有原航平

 甲子園を沸かせた名チームを振り返るシリーズ。今回は2010年にエース・有原 航平を擁し春夏連続出場を果たした広島広陵ナインのその後を紹介する。

投手 有原 航平 3年(早稲田大-北海道日本ハム)2014年1位
捕手 新谷 淳 3年(東海大-日本生命)
内野手 福田 周平 3年(明治大-NTT東日本-オリックス)2017年3位
内野手 徳田 真優 3年(関西学院大-三菱重工神戸・高砂)
内野手 丸子 達也 2年(早稲田大-JR東日本)2016年U23日本代表
内野手 渕上 真 3年(大阪商業大-パナソニック)
外野手 御子柴 大輝 3年(同志社大)
外野手 蔵桝 孝宏 2年(法政大-JR西日本)
外野手 三田 達也 2年(同志社大)

 春は全国ベスト4へ牽引したエース有原 航平は、夏の広島大会は右肘の状態が悪く未登板で甲子園の初戦に挑む。初戦は好投手・歳内宏明を擁する福島の聖光学院に0対1で敗れるも、大会屈指の好右腕同士の投手戦を演じた。高校卒業後は早稲田大に進学し、3年時にはリーグ最優秀防御率に輝く。4年間で19勝を挙げ、2014年のドラフトで4球団競合の末、北海道日本ハムに入団。プロ入り後は新人王、最多勝のタイトルを獲得するなどリーグを代表する右腕の一人となった。

 有原の女房役を務めた新谷 淳は進学した東海大では4年時には主将を務め、全日本大学野球選手権優勝を経験。大学卒業後は社会人の強豪・日本生命に進み4年間プレーした。

 1番・二塁手の福田 周平は明治大に進学。2年春から正二塁手の座を獲得すると、3年秋からは遊撃手としてプレーした。大学卒業後はNTT東日本に進み、3年目に出場し優勝を飾った都市対抗大会では橋戸賞を受賞した。この年のドラフトでオリックスに3位指名を受けプロ入りを果たし走攻守三拍子揃った内野手として1年目から113試合に出場。オリックス不動のリードオフマンという代名詞を手にする為、3年目のシーズンを駆け抜ける。

 2年生で広島広陵の3番をはった丸子 達也は早稲田大に進学。4年春にはリーグ首位打者に輝き、全日本大学野球選手権優勝に大きく貢献した。大学卒業後はJR東日本に進む。打線では中軸を担い2016年、2019年にはU23日本代表にも選出されている柔らかい打撃が持ち味のスラッガー。

 高校野球引退後も、ハイレベルな舞台で活躍を続ける選手が多い2010年の広島広陵ナインたち。今後の活躍にも注目していきたい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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