甲子園常連校・健大高崎の躍進は2012年のセンバツ4強から始まった。当時のメンバーのその後
高校時代の長坂 拳弥(東北福祉大-阪神)
16日、甲子園交流試合で帯広農と対戦する群馬の強豪・健大高崎。昨秋の群馬県3位から関東大会を制し、明治神宮大会準優勝と下克上を果たし選抜大会の切符を手にしていた。これまで春4回、夏3回の甲子園出場を誇る健大高崎の選抜大会初登場は2012年。初出場で4強入りと躍進し、これが甲子園での最高成績となっている。この年に健大高崎の名を全国区にした。今回はその2012年の選抜出場メンバーのその後について紹介していきたい。
投手 三木 敬太 3年(国士舘大)
投手 下田 友 2年(中部学院大)
投手 生井 晨太郎 3年(拓殖大)
捕手 長坂 拳弥 3年(東北福祉大-阪神)2016年7位
内野手 中山 奎太 3年(日体大-旭鋼管工業)
内野手 塚越 優太 2年(国士舘大)
内野手 内田 遼汰 3年(青山学院大)
内野手 大沢 攻行 3年(東京農業大)
内野手 秋山 浩佑 3年(東北福祉大)
内野手 高杉 勝斗 3年(武蔵大)
外野手 竹内 司 3年(東海大-JR東海)
この中で主将で正捕手を務めた長坂 拳弥がプロ入り。進学した東北福祉大では3年春季リーグで打率.387を残し首位打者を獲得。2016年のドラフトで阪神に7位指名を受け入団した。現在、NPB在籍3年で一軍出場は13試合にとどまっており、今後の飛躍を期待したい。
1番・中堅手を務めた竹内 司は準決勝までの4試合で4盗塁を記録。夏の群馬県大会では大会最多記録となる1試合5盗塁を決めるなど健大高崎のスローガン「機動破壊」を体現した。進学した東海大では在学4年間で通算64試合に出場し、44安打、打率.250を記録。3年春には打率.356を残し、リーグベストナインにも選出された。大学卒業後はJR東海でプレー。
2番・二塁手の中山 奎太は日体大に進学し4年時には全日本大学野球選手権を経験。大学卒業後は旭鋼管工業の軟式野球部に入部し現在もプレーする。
圧倒的な機動力が印象的だった健大高崎は今年、豊富な投手陣を持って総合力が高いチームで全国有数の強豪へと進化を遂げ、今回の選抜ではこの2012年を上回る成績が期待されていた。群馬の独自大会では決勝で桐生第一に敗れ惜しくも準優勝。この悔しさをバネに今年のチームの最後の試合、16日に甲子園で行われる帯広農戦では飛躍を期待したい。
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