News

プロ入り初完封の種市篤暉(千葉ロッテマリーンズ)の最後の夏

2020.07.25

プロ入り初完封の種市篤暉(千葉ロッテマリーンズ)の最後の夏 | 高校野球ドットコム
高校時代の種市篤暉

 高卒4年目ながら若きエースの風格が漂う種市篤暉

 140キロ後半の速球と、鋭く落ちるフォークを武器に昨シーズンは今季開幕投手のエース石川歩(富山滑川出身)とならぶチーム最多の8勝をマークし、今シーズンもここまで3勝。防御率2.20、3位の38奪三振はリーグ2位の好成績だ。今回はその種市の高校最後の夏を振り返りたい。

▼種市篤輝 (八戸工大一・2016年)
2回戦 12対2 八戸
3回戦 7対1 五所川原商
4回戦 4対2 三沢
準々決勝 3対4 大湊

 一学年下の古屋敷匠真(現・法政大)とともに投手としてチームを引っ張る存在だった。

 春季大会では3位決定戦の五所川原工戦に勝利し、東北大会へ進出。東北大会では、初戦で岩手の強豪・盛岡大附との一戦にも登板し、勝利に貢献した。その後、チームは東北大会2勝をあげ、ベスト8の成績を残した。

 迎えた夏の大会で、種市は2回戦の八戸戦、4回戦の三沢高校戦で登板。好投したものの、準々決勝の大湊戦は登板することなく敗れた。

 2016年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから6位指名を受け入団。

 1年目は登板がなかったものの経験を積み、3年目となった昨シーズンは序盤にプロ初勝利をマークすると、そこから活躍を続け、規定投球回には達しなかったものの、チームトップの8勝をマークするだけでなく、日本人トップタイの23イニング連続奪三振をマークするなど高い奪三振能力を発揮し、エースの片りんを見せつけた。

 今年は同じく下位指名での入団の二木康太鹿児島情報出身)らと新エースの座を争う。大きな可能性を秘めた21歳の新鋭の今シーズンの大ブレイクに期待が高まる。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.03

【滋賀】近江、滋賀学園などが夏のシード権をかけた準々決勝へ!<春季県大会>

2024.05.03

目指すは世界一!代表候補の座を射止めた6人の逸材たち

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.03

【春季埼玉県大会】花咲徳栄、投手陣の底上げに成功!中学時代から注目された左腕コンビの活躍でベスト4へ

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【静岡】藤枝明誠、日大三島、浜松開誠館、静岡などが8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>