やはりドラ1が圧倒的!過去5年のタイトル受賞者をドラフト順位別で集計!
同期入団の森友哉(大阪桐蔭、2013年1位)と山川穂高(中部商-富士大、2013年2位)
6月19日に開幕する今季のプロ野球。シーズン開幕を待ち遠しく思うファンも多いのではないだろうか。今季も数々の記録や選手の活躍ぶりに大いに期待したい。そこで今回は過去5年のタイトル受賞者受賞に注目。過去5年でタイトルを受賞した選手述べ113名のドラフト順位別でみていく。
対象:2015〜2019年シーズンでMVP、新人王、沢村賞、打撃6部門、投手6部門のタイトル受賞述べ113名(各シーズンの受賞者の顔ぶれは実人数でカウント)
過去5年のタイトル受賞者<ドラフト順位別>※希望枠、自由枠も1位に含む
結果は、ドラフト1位が最多の41名、ドラフト2位が20名、ドラフト3位が18名と続き、上位3位が全体の約6割を占めた。次いでドラフト4位、5位が3名ずつで、6位、7位、育成が2名ずつ、外国人選手が22名という結果だった。ドラフト1位の41名うち高卒が18名、大卒が19名、社会人卒が4名という内訳だった。
また、その中で大卒社会人1位指名選手23名の中で野手は、2016年パ・リーグ盗塁王の糸井 嘉男(2003年北海道日本ハム自由枠)と、同年、セ・リーグ新人王の高山 俊(2015年阪神1位)、2019年セ・リーグ盗塁王の近本 光司(2018年阪神1位)の3名のみだった。やはりドラフト指名の母体数が多い”大卒のドラ1投手”が最も多くタイトルを獲得していた。
最後に、彼らのドラフト年代別で見ていくと、2012年、2013年ドラフトで指名された選手が8名で最多だった。次いで2010年ドラフトで指名された選手が7名という結果だった。以下が2012年、2013年、2010年ドラフトで指名を受け、過去5年でタイトルを受賞した選手たち。
<2012年ドラフト>8名
・大谷 翔平 最多勝・最優秀防御率・勝率第一位(15年)、MVP(16年)
・藤浪 晋太郎 最多奪三振(15年)
・則本 昂大 最多奪三振(15-18年)*14から5年連続
・増田 達至 最優秀中継ぎ(15年)
・金子 侑司 盗塁王(16年、19年)
・宮﨑 敏郎 首位打者(17年)
・東浜 巨 最多勝(17年)
・鈴木 誠也 首位打者・最高出塁率(19年)
<2013年ドラフト>8名
・高梨 裕稔 新人王(16年)
・石川 歩 最優秀防御率(16年)
・田中 広輔 盗塁王・最高出塁率(17年)
・大瀬良 大地 最多勝、勝率第一位(18年)
・山川 穂高 MVP(18年)、本塁打王(18-19年)
・森 友哉 MVP・首位打者(19年)
・森 唯斗 最多セーブ(18年)
・松井 裕樹 最多セーブ(19年)
<2010年ドラフト>7名
・山田 哲人 MVP(15年)、本塁打王(15年)、盗塁王(15-16、18年)、最高出塁率(15年)
・柳田 悠岐 MVP(15年)、首位打者(15、18年)、最高出塁率(15-18年)
・秋山 翔吾 最多安打(15、17-19年)首位打者(17年)
・澤村 拓一 最多セーブ(16年)
・西川 遥輝 盗塁王(17-18年)
・千賀 滉大 勝率第一位(17年)、最多奪三振(19年)
・大野 雄大 最優秀防御率(19年)
上位指名の選手たちの受賞が目立った直近5年間のタイトル受賞者たち。今年はどんな結果となるのか。まずは来たる開幕の日を楽しみにしたい。
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