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本塁打率は岡本和真以上!1996年世代の大砲候補・伊藤裕季也

2020.04.28

本塁打率は岡本和真以上!1996年世代の大砲候補・伊藤裕季也 | 高校野球ドットコム
立正大時代の伊藤裕季也(左)、智弁学園時代の岡本和真(右)

 新型コロナウイルスの影響はプロ野球界にも大きな位影響を及ぼしている。開幕戦は延期となり、現時点でその日程さえ決まっていない。また、各球団とも全体練習ができない状態が続いている。そのなかで選手たちはできる範囲の自主練習を行いながら、自宅で自分の時間を過ごしているようだ。

 そんな中、DeNAの伊藤裕季也はジグソーパズルを組み立て有意義な時間を過ごしている。Twitteに完成した画像も載せており、ファンからの反応も上々。意外な趣味を披露した。

 その伊藤は今年、宮﨑敏郎やネフタリ・ソトといったタイトルホルダーのレギュラー陣に挑んでいく大事な年である。

 まだ大卒2年目ではあるが、球界を見渡すと伊藤と同じ1996年生まれ世代(1996年4月2日〜1997年4月1日生まれ)でも、すでにチームの主力になっている選手もいる。伊藤にも同様の期待がかかっても不思議ではない。

 現時点でにおける1996年生まれ世代のトップランナーは岡本和真(巨人)だろう。

 岡本は智弁学園高時代から注目を浴びていた存在だった。3年時(2014年)には春・夏の甲子園に出場し、1試合2本塁打を記録するなど2大会で打率.500(12打数6安打)と話題を呼ぶ。夏の甲子園終了後に行われたU-18アジア選手権でも、4番を任されたほど。プロ志望届けを出すと同年のドラフト1位で巨人から指名を受け入団に至っている。

 プロ入り後は、ルーキーイヤーに本塁打を記録するもその後は少し足踏み。しかし、高卒4年目の2018年に打率3割、30本塁打、100打点を史上最年少で記録すると、昨シーズンも31本塁打を記録。球界を代表する選手に育ちつつある。原辰徳監督からの信頼も厚く開幕すれば今年も4番での起用が濃厚だ。

 一方の伊藤は西東京の強豪校である日大三高出身だが、春夏の甲子園に出場はなく、日本代表にも選出されていない。高校3年時にもプロ志望届も出さず立正大学へと進学する。そこで4年間に渡って研鑽を積み、2018年ドラフト2位でDeNAから指名を受けるまでに成長したのである。

 ルーキーだった昨年は二軍でリーグ4位となる14本塁打、一軍でも21試合の出場ながら4本塁打と長距離砲の片鱗を見せた。打数に大きな違いはあるが、一軍での本塁打率(打数/本塁打)は13.0となり、岡本の17.9をしのいでおり期待は大きい。

 伊藤は1996年生まれ世代のトップランナーである岡本に追いつき、追い越すことができるだろうか。

 同学年そして同じ右打ちの長距離砲の競演が待ち遠しい。

【2019年成績】
岡本和真(智弁学園-巨人)
143試合/打率.265(555打数147安打)/31本塁打/94打点

伊藤裕季也日大三-立正大-DeNA)
21試合/打率.288(52打数15安打)/4本塁打/7打点

記事:勝田聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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