大会が開催できる状況になった時、高校、大学、社会人、独立リーグのドラフト候補のチェック時期は?
左から早川隆久、中森俊介、今川優馬
新型コロナ感染拡大の影響で、プロ野球、アマチュア野球の開幕は見えない状況。そして政府から緊急事態宣言により、該当の地域のある学校の活動再開の見通しは難しい状況だ。
東京、大阪の各校の休校時期は5月6日までと聞いている。あくまで理想論だが、感染拡大が現在より収束し、大学野球も5月下旬~6月中旬から予定通り開幕できる状況になった時、各カテゴリーのドラフト候補のチェック時期をまとめてみた。
まずドラフト会議は11月5日に予定されており、もし平常通りのスケジュールがあれば、じっくりとチェックを入れられる時間はあったが、現段階では1つ1つの大会だけではなく、練習試合も重要となる。
■社会人野球
・7月23日~11月中旬にかけてのJABA地方大会
・5月以降のオープン戦
■大学野球
5月下旬~7月中旬までのリーグ戦
8月12日開幕の大学選手権
■独立リーグ
BCリーグ 5月中旬以降
四国アイランドリーグ 4月24日(金)以降へ延期から開幕日延期へ変更
■高校野球
各地方大会はほぼ中止。
収束すれば、7月の地方大会、8月10日開幕の全国高等学校選手権
こうしてみると、大学野球は5月下旬から開催できる状況になれば、なるべくチェックが入りやすい。ただ、試合数を減らして代表を決めた連盟が多く、アピールする機会は限られる。無観客試合を宣言している連盟もあり、スカウト関係者も視察可能なのか、検討材料に入る。
大学選手権は、甲子園と同時期の開催なので、予定通り開幕できれば、各球団で優先度が分かれそうだ。
社会人野球は、日本選手権が中止となり、ドラフト前の大きな大会がなくなった。ドラフト候補として取りあげられている社会人選手に話を聞くと、スカウトは通常開催されているオープン戦にはなるべく駆けつけ、チェックを入れているようだ。
独立リーグは開催できる見通しが立っていない。一戦一戦のアピールが重要な独立リーグにとって収束を願いたいところだ。
最もアピール機会が限られるのは高校野球だろう。実際に話を聞いても、多くの高校が活動停止しており、人口が多い都市圏の学校はゴールデン明けまで休部が決まっている。夏前まで大会はなく、アピールの舞台は他のカテゴリーと比べて少ない。休む期間が長かったことでパフォーマンスが落ちている可能性もある。
これはあくまでゴールデン明けまで感染が今より収束し、予想したものである。今よりも悪くなる可能性があれば、理想的に感染が収束すれば、アピールする機会を増やすために新たなアイディアが実現もあり得る。
中学、高校、大学、社会人野球の大会開催状況リスト
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