News

田中将大世代である「昭和63年会」が発足 高校、大学指導者などが親睦を深める

2020.02.09

田中将大世代である「昭和63年会」が発足 高校、大学指導者などが親睦を深める | 高校野球ドットコム
「昭和63年会」の参加者たち

 2月8日、神奈川県横浜市内で昭和63年(1988年)度生まれの野球関係者が集う「昭和63年会」の第1回が行われた。参加したのは、関東の中学、高校、大学野球の指導者や社会人野球のスタッフなど計17名。

 大阪桐蔭の西谷浩一監督や東海大相模の門馬敬治監督など、昭和44年度生まれが集う「昭和44年会」を筆頭に、同世代の指導者の集まりは多数存在しているが、そんな先輩指導者たちに刺激される形で今回「昭和63年会」も発足した。

 発起人となったのは、関東のリトルシニア出身の指導者たち。高校野球や大学野球のつながりを頼りに同期の輪を広げていき、「LINEグループ」は66名が参加する規模になった。
 合宿や修学旅行で予定が合わない者も多かったが、会では昔話に花を咲かせたり、情報交換を行うなど参加した指導者たちは有意義な時間を過ごした。

 発起人の一人である大森学園コーチの石黒隼さん(東海大菅生出身)は、「今後は、指導者だけではなく、昭和63年度生まれの野球に携わる人たちの交流の場にしたいと思っています。この中から、名将と呼ばれるような指導者も出てきて欲しいですね」と展望を語る。

 昭和63年度生まれと言えば、田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)や前田健太(ミネソタ・ツインズ)、坂本勇人(読売ジャイアンツ)など、現在のプロ野球界を引っ張る人材が多く揃う世代だ。参加者の中には、大学時代に日本代表に選ばれた西嶋一記さん(横浜出身・現明治大コーチ)の姿もあり、同世代との交流に充実した表情を見せた。

 「ここまで野球を続けていると、誰かしらに繋がるので本当に野球というスポーツに感謝だなと思います。この輪をこれからもっと広げて、野球界にも何かの形で貢献していきたいなと思います」

 野球を引っ張る「昭和63年世代」から、これからどんな人材が出てくるか楽しみだ。

(取材=栗崎 祐太朗

関連記事
斎藤佑樹と田中将大が戦った、それぞれの春のセンバツ・甲子園を振り返る
「昭和63年世代」は駒大苫小牧が田中将大で、大会3連覇を果たすか注目されていた年
2006年世代の傑物たち 田中将大、斎藤佑樹と共に戦った高校日本代表は?

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.29

【愛知】誉、小牧南が全尾張に出場

2024.04.29

【春季神奈川県大会】横浜が慶應義塾を圧倒!ドラフト候補たちが投打に活躍!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.26

今週末に慶應vs.横浜など好カード目白押し!春季神奈川大会準々決勝 「絶対見逃せない注目選手たち」!

2024.04.26

古豪・仙台商が41年ぶりの聖地目指す! 「仙台育英撃破」を見て入部した”黄金世代”が最上級生に【野球部訪問】

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>