News

一軍を目指して!ヤングジャイアンツが実践する中継プレーの「キホン」

2020.02.07

一軍を目指して!ヤングジャイアンツが実践する中継プレーの「キホン」 | 高校野球ドットコム
中継プレーの練習に打ち込む松井義弥(巨人)

 4年ぶりにセ・リーグを制した読売ジャイアンツ。7日、宮崎市内はあいにくの雨に見舞われて、サンマリンスタジアムでの練習を中止。近くの木の花ドームなど室内練習場に場所を移し、午前中は木の花ドームで2軍の選手たちが練習。サインプレーなどを守備を中心に練習を行い、己を磨き続けた。そこでふと目に留まったのが中継プレーの練習だ。

 シートノックや、フリーバッティングなどに比べてあまり時間を使って練習することのない中継プレー。しかし長打を許し、ランナーの余計な進塁、失点を防ぐためには大事なプレーで、いかに素早く正確にボールを繋げるかがカギを握る。ではどうすれば素早く繋ぐことが出来るのか、そのヒントがジャイアンツの練習から見つかった。

 ルーキーの菊田拡和松井義弥らサードの選手たちが来た際に練習を見ていると、コーチから指示を受けていたのは足の運び方。ボールをキャッチすると同時くらいに投げたい方向へ重心を足に乗せる。その後、ステップを入れることで、ボールをキャッチしてからの時間のロスを減らす。

 そうすることでスムーズに捕球から送球までの動きを行い、中継プレーを成立させようとしていた。ただ、タイミングを間違えれば体が突っ込む形となる。そのため、選手たちは並んで待っている時も動き方を入念に確認している様子が見受けられた。

 多くのアマチュア選手がプロの世界に入ると、パワーとスピードの違いに圧倒されることが多い。身体能力そのもののパワーとスピードはもちろんだが、そういった細部にわたるところまでこだわる。目には見えにくい小さな工夫ではあるが、ここが一流の技術なのだと実感させられた。

(記事=編集部

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.27

【広島】広陵は瀬戸内と、広島商は崇徳と夏のシードをかけて激突<春季県大会>

2024.04.27

【京都】龍谷大平安、京都成章、北嵯峨などが2次戦進出戦に挑む<春季大会>

2024.04.27

【大阪】3回戦は28日に大阪桐蔭、履正社が登場、29日には上宮-関西創価など<春季大会>

2024.04.27

横浜に入学した「スーパー1年生5人衆」に注目せよ! 佐々木朗希二世、中学日本代表の二刀流など明日の慶應戦で活躍なるか!?

2024.04.27

【三重】津田学園-菰野、5年ぶりの決勝対決<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!