PL学園、大阪桐蔭、報徳学園など擁する近畿地区が最多26回優勝!各地区の優勝回数を振り返る
2018年のセンバツで優勝した大阪桐蔭 ※写真=共同通信社
3月19日に開幕する第92回選抜高等学校野球大会。24日に出場する32校が選出され、選ばれた学校は聖地での戦いに備えて、最後の追い込み期間に突入していく。果たして春の日本一に輝くのはどこなのか非常に楽しみだが、今回はこれまで各地区の優勝回数を見てみたい。
北海道:0
東北:0
関東・東京:15
東海:19
北信越:2
近畿:26
中・四国:22
九州:7
※今年のセンバツの区分けに合わせて集計
内訳はこのようになっているが、最多は近畿地区の26回となっている。過去には尾藤公監督が率いた箕島、桑田真澄と清原和博のKKコンビなど、数多くのスターを擁して一時代を形成したPL学園。そして今もなお高校野球界で名門として存在する報徳学園や龍谷大平安に、今春のセンバツにも出場する智辯和歌山や大阪桐蔭などが優勝経験を持つ。
そんな近畿次いで優勝回数が多いのが中・四国地区。昨春も出場し、第1回大会で優勝した高松商を始め、昨夏の甲子園に出場した広島商。さらに強力打線と、水野雄仁を擁してKKコンビを打ち破って優勝した徳島池田や広島広陵などが優勝経験を持っている。
そして3番手に位置付けたのが東海地区。昨春の東邦の最多となる5回目の優勝を達成したのが記憶に新しいが、過去には愛工大名電や常葉菊川。また中京商、つまり現中京大中京が4度の優勝を経験している。神宮大会の優勝校として注目集める中京大中京が、通算5度目の春の頂点に立ち、歴代1位タイとなるのか。
そして関東・東京地区は15回、松坂大輔などを輩出した横浜に常総学院。当時2年生エースだった小島和哉(千葉ロッテ)の浦和学院、さらには東海大相模も優勝した歴史がある。
7回の優勝経験がある九州地区は、昨シーズンに引退した島袋洋奨を擁した興南が82回大会で優勝して、そのまま夏も優勝。北信越は91回の歴史で優勝は2回のみ。飯田長姫、敦賀気比の2校が歴史に名を残しているが、今年出場する星稜と日本航空石川は3度目の優勝となるか注目だ。
最後に北海道と東北。この2地区はいまだ優勝したことがない。練習環境の確保に苦労が考えられるが、令和最初に選抜に初めて紫紺の優勝旗が東北、北海道へ届くのか。そこも1つのポイントに選抜を待ちたい。
(記事=田中 裕毅)
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