News

黄金時代の到来なるか。近年リクルーティングに成功し続ける中央大学の選手層

2019.12.16

黄金時代の到来なるか。近年リクルーティングに成功し続ける中央大学の選手層 | 高校野球ドットコム
2020年のドラフト候補にも名前が挙がる牧秀悟(中央大)

 今秋の東都大学野球リーグ戦で15年ぶりに優勝を果たした中央大学。
 日本代表でも4番を務めた牧秀悟や、50メートル走5.42秒の超韋駄天・五十幡亮汰などが並ぶ打線は非常にバランスが取れており、その戦いぶりは名門復活を強く感じさせるものであった。

 また下級生を見ていくと、甲子園で活躍を見せた選手や高校トップレベルの実績を持つ選手が非常に増えていることが目につく。
 前橋育英のエースとして甲子園で活躍を見せた皆川喬涼や、福岡大大濠の正捕手として選抜ベスト4に貢献した古賀悠斗、また高校時代には東海大相模の主砲として57本の本塁打を放った森下翔太とトップクラスだった選手が名を連ねており、またリーグ戦の登板機会こそまだないが、富山商の本格派右腕として甲子園も経験した沢田龍太も虎視眈々とチャンスを狙っている。

 ここ数年はリクルーティングにことごとく成功しており、選手層は着実に厚くなってきているのだ。

 そして今回、また楽しみな選手が中央大学に合格した。
 花巻東の本格派右腕・西舘勇陽仙台育英の投打の軸であった大栄陽斗、そして今春センバツの準優勝メンバーである習志野根本翔吾など高校球界のスター選手が名を連ね、その他にも日本ハムファイターズの石井一成選手の弟である、作新学院石井巧といった実力派も合格を決めた。
 東京六大学にも引けを取らぬ程の顔ぶれである。

 この秋は、高校時代はそれほど高い実績があった訳ではない後藤茂基城西大城西)が最優秀投手を獲得するなど、大学で成長を見せた選手も台頭した中央大学。
 全日本大学野球選手権は1979年以降、明治神宮大会は1974年以降、日本一からは遠ざかっているが本気で狙っていけるだけの戦力は整った。来年の戦いぶりがとても楽しみだ。

(記事=栗崎 祐太朗

関連記事
【動画】50M手動測定5秒42!サニブラウンに勝った超韋駄天・五十幡 亮汰(中央大)が神足魅せる
牧 秀悟 (中央大3年・内野手)「侍ジャパン大学代表」の重圧は プロ入り果たすための準備期間
坊っちゃんスタジアムで超韋駄天・五十幡 亮汰(中央大)が提示した「打撃」という武器

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.27

【京都】龍谷大平安、京都成章、北嵯峨などが2次戦進出戦に挑む<春季大会>

2024.04.27

横浜に入学した「スーパー1年生5人衆」に注目せよ! 佐々木朗希二世、中学日本代表の二刀流など明日の慶應戦で活躍なるか!?

2024.04.27

【三重】津田学園-菰野、5年ぶりの決勝対決<春季県大会>

2024.04.27

【大阪】3回戦は28日に大阪桐蔭、履正社が登場、29日には上宮-関西創価など<春季大会>

2024.04.27

【春季埼玉県大会】川越東が松山との接戦を制し初戦突破!

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!