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ヤクルトの主砲・村上も、期待の若手の速球派右腕・梅野もウインターリーグから今季の飛躍につなげた

2019.11.24

ヤクルトの主砲・村上も、期待の若手の速球派右腕・梅野もウインターリーグから今季の飛躍につなげた | 高校野球ドットコム
村上 宗隆(左) 梅野 雄吾(右) ※写真=共同通信

 アジアウインターリーグ2019が始まった。昨年に引き続き中日根尾昂、ソフトバンク野村 大樹ら、新人をはじめとしてNPBから若手選手がウェスタン・イースタンに分かれて参加している。今年は23日から来月12日までがレギュラーシーズン。13日からプレーオフに入り、15日が最終日と全56試合が予定されている。

 昨年も千葉ロッテ安田 尚憲、オリックス西浦 颯大や高卒1年目ルーキーなど選手が参加し、挑戦の機会とした。その中でヤクルトからは6人の選手が参加し、今年ブレイクを果たした村上 宗隆や、梅野 雄吾も自身のキャリアアップにつなげた。

 村上は昨年のウィンターリーグでは、19試合に出場して打率.224、13安打、15打点、4本塁打という成績。この成績で打点と本塁打の2冠を達成し、持ち前の長打力と高い得点能力を発揮して、2019年シーズンに向け、自信をつけることができた。

 梅野は8試合に登板し、防御率0.00、5セーブと圧巻の投球内容。セーブ王を獲得した。この大会での投球が2019年シーズンに繋がったことは間違いないだろう。

 ウィンターリーグで活躍を見せた2人は2019年シーズンで飛躍し、村上は143試合に出場、打率.231、本塁打36、打点96という成績を残し、中西太が持つ高卒2年目以内シーズン最多打点日本記録を超えた。本塁打でも中西太以来となる高卒2年目以内におけるシーズン最多本塁打日本記録に並んだ。プロ野球史に残る大きな成績を残し、最優秀新人賞の有力選手となり、大きく飛躍する1年となった。

 梅野は2019年シーズンで中継ぎとして大車輪の活躍。68試合に登板し、防御率3.72 、4セーブ28ホールドの成績を収めるなど、村上に負けない活躍を見せた。

 ウインターリーグをきっかけに成長し、大活躍のシーズンを迎えた村上と梅野。来シーズンさらなる活躍を見せてくれることに期待したい。また、今年のウインターリーグで経験を積み、2020年シーズンで村上、梅野同様の活躍を見せる選手が現れてくるのか、を楽しみだ。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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