「つなぎの3番打者」に徹する近藤 健介(北海道日本ハム)の一打席が見逃せない【プレミア12】
近藤健介
日本は11月5日からプレミア12の予選ラウンド初戦を迎え、3連勝を終えた。多くの選手が躍動しているが、その中で紹介したいのが近藤健介だ。
なんといっても特筆すべきは四球の多さだ。ここまで8四球。打率.250だが、選球眼の高さは恐るべしだ。
近藤は高校時代、第9回アジアAAA野球選手権に出場。当時は正捕手として活躍し、巧みなリードと抜群の強肩でアジアのライバルである韓国、台湾相手に活躍し、優勝に貢献した。プロ入り後はしばらくは捕手としてプレーしていたが、打撃センスの高さを存分に発揮し、外野手・DHで出場し、2017年は途中離脱もあったが、57試合で打率.413、出塁率.567を驚異的な数字を残し、2018年以降は2年続けて3割を継続。ここまで生涯打率.304、出塁率.403と高水準の成績だ。
今回は3番打者として出場する近藤健介。打撃好調の4番・鈴木誠也につなぐ役割をしっかりと見せている。それでいて甘い球を逃さない技術の高さもあり、頼もしい選手へ成長した。
「つなぎの3番打者」に徹する近藤健介の一打席、一打席が見逃せない。