3年連続日本一の福岡ソフトバンクの未来を担う4人の若鷹たち
高校時代の野村大樹と増田珠
3年連続10度目の日本一を達成した福岡ソフトバンクホークス。12球団屈指の戦力を誇る福岡ソフトバンクは三軍制を敷いており、未来のホークスを担う若手スラッガーが豊富だ。
今回はそんな期待のプロスペクトたちを紹介したい。
■野村大樹(早稲田実出身)1年目
2試合 打率.500 0本塁打0打点(一軍)
22試合 打率.191 0本塁打10打点(二軍)
79試合 打率.303 3本塁打41打点(三軍)
高校時代、清宮幸太郎とともにクリーンナップを放った野村大樹は1年目ながら三軍で打率3割をマークするなど、高い打撃技術をプロの世界でも発揮。一軍でも初安打を記録。
来期はまずは二軍でレギュラーとなり、打撃成績の上位を狙いたい。
■増田珠(横浜出身)2年目
2試合 打率.000 0本塁打0打点(一軍)
111試合 打率.277 7本塁打53打点(二軍)
19試合 打率.302 2本塁打12打点(三軍)
二軍で111試合に出場し、7本塁打を放つなど順調にステップアップしている。打撃の内容を見ても右中間に長打が打てるようになってきた。二軍では一塁・三塁・外野で出場するなど、いろいろなポジションで試合に出場している。福田 秀平がFA宣言を行い、他球団へ移籍する可能性は高いだけに、増田にとってはチャンスが巡ってきたといえるだろう。
高校時代の砂川リチャードと田城 飛翔
■田城 飛翔(八戸学院光星出身)3年目
112試合 打率.307 4本塁打45打点(二軍)
18試合 打率.184 0本塁打2打点(三軍)
育成枠の選手の中でも、支配下登録選手に近い田城 飛翔。高速スイングを生かした鋭い打球は必見だ。3年目の今年は打率.307、4本塁打、45打点と全体的に高い成績を残すことができた。支配下登録を果たすには、春季キャンプから猛アピールしていきたい。
■砂川リチャード(沖縄尚学出身)2年目
8試合 打率.077 0本塁打1打点(二軍)
78試合 打率.280 10本塁打47打点(三軍)
三軍ながら10本塁打を放った右のスラッガー・砂川リチャード。その長打力を二軍の舞台でも発揮できる対応力を身に付けることが課題となる。
潜在能力が高い選手が多く揃う福岡ソフトバンク。取り上げた4人をはじめ、多くの若鷹たちが一軍選手を脅かす成長を見せれば、これからも常勝軍団として突き進むこととなるだろう。