智辯和歌山の6季連続甲子園はどうなるか?秋の勝ち上がりを見直す!
小林樹斗
近畿大会はベスト4までが決定。開催地・奈良県の1位である智辯学園や3位・天理、さらには大阪の1位・大阪桐蔭に2位・履正社と実力校がここまで勝ち残った。
一方で明石商などの優勝候補が姿を消したが、和歌山1位の智辯和歌山もそのうちの1校。準々決勝では智辯学園との智辯対決の末、13対17の乱打戦を落としてベスト8止まりに終わった。しかし旧チームから出場する選手も多く、来春以降も注目される智辯和歌山の秋の戦績をここで振り返りたい。
■秋季和歌山県大会 1次予選
2回戦 対新宮 8対1 〇
ブロック準決勝 対串本古座 13対0 〇
ブロック決勝 対高野山 14対5 〇
■秋季和歌山県大会 2次予選
1回戦 対県立和歌山商 8対4 〇
準決勝 対日高中津 4対2 〇
決勝 対和歌山南陵 6対2 〇
■秋季近畿大会
1回戦 対初芝立命館 8対3 〇
準々決勝 対智辯学園 13対17 ●
1次予選から自慢の攻撃陣が力を発揮。2次予選の1回戦まで危なげない試合運びで県大会ベスト4まで進出。そして日高中津戦では細川凌平のホームランなど4得点を奪った智辯和歌山は決勝へ。和歌山南陵との決勝戦では4回まで両チームのスコアボードに0が並んだが、5回に智辯和歌山が先制。6回、7回と着実に点数を重ねた智辯和歌山が、6対2で勝利。見事和歌山1位として近畿大会への出場権を獲得した。
6季連続甲子園を目指す智辯和歌山にとって大事になる近畿大会、初戦は初芝立命館。初回に3点を先取するが、初芝立命館に3回に追いつかれ3対3。中盤勝負になったが、智辯和歌山が底力をじわじわ発揮し8対3で勝利。ベスト8進出を決めた。
そして迎えた智辯学園との智辯対決。智辯和歌山は先発に矢田真那斗が先発するが、立ち上がりに一気に6失点。智辯学園を追いかける展開となった智辯和歌山。それでも打線が3回に3番・平田晃将の二塁打などで反撃を始めるが、智辯学園の勢いが止まらず。4投手の継投で17失点でベスト4を逃すこととなった。
しかし主将・細川を筆頭に綾原創太、1年生スラッガー・徳丸天晴の野手陣。投手陣にはエース・小林樹斗に矢田、そして池田泰騎と旧チームからの経験者の実力は折り紙付き。そこに新戦力がどうやって融合するのか。2年目を迎えた中谷仁監督は課題に対してどんな答えを出すのか。また6季連続甲子園の行方はどうなるのか、心待ちに冬を過ごしたい。
■近畿地区大会
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