News

春以降に11本塁打で猛アピール!日本ハム3位指名・上野響平(京都国際)の喜びの声

2019.10.17

春以降に11本塁打で猛アピール!日本ハム3位指名・上野響平(京都国際)の喜びの声 | 高校野球ドットコム
ガッツポーズの上野響平

 高校屈指の守備力を誇る京都国際上野響平が日本ハムから3位に指名された。京都国際からは育成5位でソフトバンクに指名された清水陸哉以来3年ぶり、支配下指名は申成鉉(元広島)の4位指名以来11年ぶりとなった。

 大阪府貝塚市出身の上野は中学時代に貝塚シニアに所属し、市立和歌山米田航輝片上柊也らとプレーした。京都国際に入学してからは1年生から遊撃手のレギュラーに定着。最上級生となってからは主将となり、秋と春の近畿大会出場に導いた。

 最大の持ち味は堅実さとアクロバティックさを兼ね備えた高い守備力。夏の京都大会でも難しい打球を難なく処理して、多くの野球ファンを魅了した。打撃面でも2年生までは本塁打0本だったが、春以降に11本塁打を放って成長した姿をアピールした。

「指名されるまではドキドキしていたので、指名された瞬間はホッとしました。みんなが一緒に喜んでくれたのが嬉しかったです」と喜びを語った上野。下位指名を予想していたこともあり、3位という順位には本人も驚きだったようだ。

 日本ハムはレギュラーとして近年活躍していた中島卓也がFA権を獲得し、残留するかどうかは未定。そのようなチーム状況において将来の正遊撃手候補として大きな期待がかかる。順調に成長すれば、長年にわたって守備の要としてチームを支えた金子誠(現打撃チーフ兼作戦コーチ)のような存在になれるのではないだろうか。

「自分の取り柄は守備なので、守備でみんなを盛り上げたり、チームを引っ張っていけるような選手になりたいです」とプロでの意気込みを語った。憧れの選手である今宮健太(ソフトバンク)のように守備で観客を魅了するような選手となることを願いたい。

取材=馬場 遼

春以降に11本塁打で猛アピール!日本ハム3位指名・上野響平(京都国際)の喜びの声 | 高校野球ドットコム

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.03

【滋賀】近江、滋賀学園などが夏のシード権をかけた準々決勝へ!<春季県大会>

2024.05.03

目指すは世界一!代表候補の座を射止めた6人の逸材たち

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.05.03

【春季埼玉県大会】花咲徳栄、投手陣の底上げに成功!中学時代から注目された左腕コンビの活躍でベスト4へ

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【静岡】藤枝明誠、日大三島、浜松開誠館、静岡などが8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>