森木 大智(高知1年)打者1人登板のみで秋を終える
6回表二死二・三塁で一塁手から2番手登板した高知・森木 大智(1年)
10月6日(日)高知県高知市の高知市東部総合運動公園野球場で行われた「第72回秋季四国地区高等学校野球大会高知県予選」準々決勝において、最速148キロ1年生右腕・森木 大智(184センチ82キロ・右投右打・高知中出身)擁する高知は、侍ジャパンU‐15代表経験を持つ高知中央の最速142キロ右腕・和田 育也(2年・179センチ78キロ・右投右打・南国ヤングマリナーズ出身)の前に4安打に封じられ0対10(6回コールド)で敗戦。2年ぶりのセンバツ出場は絶望的となった。
また、8月中旬に右ひじの違和感を訴えて約1ヶ月ノースロー調整だった森木は、この日も県新人戦と大会2回戦と同じく「一塁手」で3番打者として先発。3打数1安打の打席の後、0対10とされた6回表二死二・三塁から7月の高知大会決勝戦以来、2番手として登板した公式戦マウンドでは最速144キロをマークし4球で空振り三振を奪っている。
試合後、森木は「打席では勝負所でボール球に手を出すなど自分の甘さが出てしまった。マウンドではとにかく流れを変えて、まずは1点取れるようにしたいと思っていたし、力感なく投げられたことはよかったが、もっとチームのために率先してやらなくてはいけない。自分が変わらないといけない」とコメント。また、濵口 佳久監督は「森木はまだ腕振りが安定していないので、柔軟性を付けながらひじに負担のかかならない身体づくりをしたい」と今後の育成プランを語った。
なお、10月12日(土)の同大会準決勝は高知商vs岡豊、明徳義塾vs高知中央のカードに。このうち3チームが10月26日(土)に徳島県で開催される「第72回秋季四国地区高等学校野球大会」の出場権を得る。
(記事=寺下 友徳)
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