堂々のベスト4、中京学院大中京高校OBは誰がいる?
8月20日、全国高校野球選手権大会(以下、夏の甲子園)準決勝で星稜高校(石川)に敗れた中京学院大中京高校(岐阜)。
もしかしたら聞き慣れない名称かもしれないが、夏の甲子園出場も今回が7回目。中京商業高校、中京高校、そして中京学院大中京高校と学校名の変更があり、それぞれで夏の甲子園へと出場している岐阜県の名門校だ。
「熱男」などが同校出身
松田宣浩(ソフトバンク)
2020年には、再び中京高校と校名を変更する予定となっており、中京学院大中京高校としては最後となる夏の甲子園出場でもあった。
悲願の初優勝は次回以降に持ち越しとなったが、堂々のベスト4。これは同校の歴史においても最高成績となる。
ちなみに、夏の甲子園で7度の優勝を誇る愛知県の中京大中京高校と校名が酷似しているが別の学校である。
さて、そんな中京学院大中京高校からは、これまでにどのようなプロ野球選手を輩出しているのだろうか。
ドラフト制以降において、同校出身の代表的なNPBにおける現役選手は、「熱男」のパフォーマンスでも知られている松田宣浩(ソフトバンク)だろう。同校から亜細亜大へ進学し、2005年希望枠でソフトバンクへと入団。2008年にレギュラーを奪うと、その後は故障がありながらもチームを支えている絶対的な存在だ。
その他には2016年ドラフト1位の吉川尚輝(巨人)、同年ドラフト9位の今井順之助(日本ハム)が名を連ねている。両選手は2019年シーズンが3年目ということもあり、これからの活躍に期待といったところ。
すでに現役を退いている選手では「城所待機中」の愛称で親しまれた城所龍磨(元・ソフトバンク)、2010年のパ・リーグ新人王を受賞した榊原諒(元・日本ハム他)、高師勇気(登録名:高森勇旗/元・DeNA)らの名前が挙がってくる。
これまでにドラフトで指名されたのは17名(育成・入団拒否含む)。これは岐阜県の高校では最も多い。
今年のドラフト会議でも新たなプロ野球選手が誕生するだろうか。2ヶ月後を楽しみに待ちたい。
文=勝田聡
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