「プロセスを大切に」箱根駅伝の名将・原晋監督から学ぶ学生スポーツの在り方
箱根駅伝での原晋監督(青山学院大学)
東海大学の総合優勝で幕を閉じた今年の箱根駅伝。5連覇を目指した青山学院大学は、往路でのミスが響いてしまい、惜しくも総合2位に終わりました。
それでも復路では驚異の追い上げを見せ、一時は逆転優勝の期待も持たせてくれた青山学院大学。改めて、学生スポーツの素晴らしさを感じることが出来た大会だったのではないでしょうか。
さてそんな青山学院大学ですが、レース後に原晋監督が口にしたコメントに大きな賞賛が集まりました。高校野球にも、直接的に通じる内容なので是非紹介したいと思います。
「素直に悔しいです。ですが、学生たちの努力している姿を目の当たりにしているので後悔はありません。
あきらめない心、生きる力を箱根駅伝を通して学ばせています。学生スポーツなので、これからもプロセスを大切にして文武両道でやっていきたいです」
勝利や成功を手にする為には、正しく地道なプロセスを踏み続けることが欠かせません。その、正しく地道なプロセスを踏み続ける力、生きる力を学べるところが、学生スポーツの素晴らしいところです。
駅伝、サッカー、ラグビー、バレーと、年末年始は主要スポーツの全国大会が続々と開催されています。
さあ、3月からは野球の番です。対外試合解禁まで約2カ月、夏の大会までは約半年、どこよりも濃密なプロセスを踏み続けて、心身共に最高の状態を作ることができるように駆け抜けましょう。
文:栗崎 祐太朗
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