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神奈川の「桐蔭」が16年ぶりに選抜切符!主なOBはだれ?

2019.01.28

 1月25日、3月23日開幕の第91回全国選抜高校野球大会(以下、春の選抜)に出場する32校が発表された。注目されていた大阪桐蔭高校(大阪府)は選出とならず、春3連覇、春夏春の3連覇の夢は潰えてしまった。

 一方で大阪桐蔭高校と名前が似ており、たびたび注目を集めることも多い桐蔭学園高校(神奈川県)は16年ぶりに春の選抜出場を決めた。2校とも校名に「桐蔭」の文字が使われているが、兄弟校ではない。

 神奈川の桐蔭学園高校も大阪桐蔭高校に負けじとプロ野球選出を多く輩出している。

高橋由伸・前巨人監督の母校

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桐蔭学園高校時代の齋藤大将

 桐蔭学園高校出身のプロ野球選手でもっとも有名なのは高橋由伸(元・巨人監督)だろう。在籍時には1年時、2年時に夏の全国高校野球選手権大会に出場した実績もある。卒業後は慶応大学に進学し、巨人へと入団。その後の活躍はいまさら語ることでもないだろう。

 現役選手ではロッテの鈴木大地がいる。甲子園出場経験はなく、東洋大学を経てロッテに入団する。2年目からはほぼ全試合に出場しており、故障知らず。遊撃手から二塁手、そして三塁手とポジションの変更を余儀なくされながらも結果を残している。

 茂木栄五郎(楽天)もいる。茂木は早稲田大学経由でプロ入りを果たした。1年目から新人王級の活躍を見せたが、故障離脱も多く今年はフル出場をはたしたいところ。

 そして齋藤大将山野辺翔(ともに西武)も桐蔭学園高校出身だ。齋藤が2年目、山野辺はルーキーのため、まだ一軍での実績はない。鈴木や茂木といった先輩たちに続きたい。

 その他には井領雅貴(中日)、若林晃弘(巨人)も現役として頑張っている。このふたりも卒業後に直接プロ入りをしておらず、井領はJXーENEOS、若林は法政大に進み、その後プロ入りを果たしている。

 大阪桐蔭高校ほどではないにしろ、桐蔭学園高校も多くのプロ野球選手を輩出しているのだ。春の選抜で結果を残しドラフト戦線に名乗りをあげる選手は生まれるのだろうか。神奈川の「桐蔭」に注目だ。

 

(記事=勝田聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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