アウトオブシーズンの規定とは
今日は11月30日。明日から12月になります。高校野球は来年の3月まで「アウトオブシーズン」の期間に入り、練習試合など対外試合ができない期間に入ります。
あらためて、「アウトオブシーズン」の規定についておさらいしてみましょう。
『高等学校野球のアウトオブシーズンについての規定』
(平成28年2月17日改正)
(1) アウトオブシーズンの期間
高等学校野球のアウトオブシーズンは12月1日より翌年3月19までとする。
(ただし、3月19日から春季大会開催をせざるえない場合、同日が日曜日の年に限り、 日本高等学校野球連盟に事前に申請し承認を得ること)
(2) アウトオブシーズン中の活動
高等学校野球におけるアウトオブシーズン中の活動は練習に主点を置くこと。
ただし、3月8日から学校の授業や行事に差し支えない限り、練習試合(都道府県外を含む)を行ってもよい。
3月8日と設定された解禁日までは同一地域にあるといえども、他校との合同練習、練習試合はできない。なお、自校グラウンドで、自校の部員を分けたり、OBを加えて試合することは差し支えない。
(3) 選抜高等学校野球大会出場校の取り扱い
選抜高等学校野球大会出場校(補欠校を含む)は、前項但し書きの練習試合はできるが、 出場校間の試合は同大会終了までできない。
なお、壮行試合など公式行事はできない。また大会参加途上の試合は禁止されてきたが、往路に限り途中で試合をしても差し支えない。
また、母校出発日は、従来選抜大会最終日からさかのぼって3週間を超えないこととする、なお曜日の関係もあり、毎年選抜大会の会期が決定した後、出発制限日の確認をする。
(4) 特例措置
海外交流など特別な事情のある場合、日本高等学校野球連盟の承認を得たものはアウトオブシーズン中であっても試合することは差し支えない。
以上
このように練習試合は12月1日から3月7日まで禁止となります。これは高校野球(軟式も含む)だけのルールで、大学、社会人、少年野球、女子野球などはこれに該当しません。
今年は東京、愛知、四国などが12月に海外に遠征しますが、これは事前の練習試合を含めて、(4)の特例措置が適用されます。
なお、公式戦を夏で終えた3年生同士も、学校同士ならば、このアウトオブシーズン期間中には試合することはできませんので、注意が必要です。
ただ、年末年始などにOBが帰省してきて、現役生徒とOB戦などをすることは差し支えないという解釈です。
他校との合同練習については、別途細かい規定もありますので、また紹介したいと思います。
(記事=松倉雄太)