無我夢中で法政大斬り!仲尾元貴(環太平洋大)が5回無失点の好投!
仲尾元貴(環太平洋大)
環太平洋大の仲尾元貴(1年・生光学園)が法政大斬りを果たした。テークバックを取った時、左腕をぐっとたたんでサイド気味に腕を振っていく技巧派。なかなか左腕が出てこないので、常時130キロ前半のストレートでも、一気に腕が出てくる感覚となるので、打ちにくさがあり、ストレートも手元以上に切れ、法政大の打者を打ち取っていた。
5回表から登板した仲尾は「法政大の打者の皆さんは雰囲気があって、圧力がある。甘く入れば持っていかれる雰囲気がありましたので、とにかくそうはさせないようコーナーをついていきました。目の前の打者を打ち取ることで精いっぱいで、だれがどう打たれたとか全く分からず、ただ捕手・志賀さんのミットにめがけて投げることだけを意識しました」
無我夢中で投げていった。法政大を抑えるきっかけになった現在の投法は生光学園時代、高校2年生の時に、監督から投球フォームの転向と言い渡された。
「左のオーバーで、コントロールも今より悪くて、同じ左なら投げ方を変えないといけないといわれて」
仲尾元貴(環太平洋大)
そこから独学で投球フォームを研究し、今のフォームに至った。このフォームにしたことでストレートのスピード、コントロールも増したという。結果、2年秋は県大会優勝、3年夏はベスト4まで勝ち進んだ。
環太平洋大入学後、リリーフ起用が中心。普段、仲尾はワンポイントか、1イニングのリリーフで、長くても3イニングだったが、今回はイニングも投げた。気づければ、5イニングと最後まで投げ切っていた。
次は近畿大か東日本国際大の勝者と対戦する環太平洋大。悲願の決勝進出へ。仲尾は目の前の打者を全力で抑えていく。
■開催期間:2018年11月9日~11月14日(予定)
■試合日程・応援メッセージ
第49回 明治神宮野球大会
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