京産大・北山 亘基が3回4奪三振無失点の快投!目指すは3年後にプロへ!!
北山 亘基(京産大)
京産大・北山 亘基が3回4奪三振無失点の快投!目指すは3年後にプロへ!!
京産大(関西六大学野球連盟)の北山 亘基(1年・京都成章)が快投を見せた。神宮大会出場をかけた関西地区代表決定戦に出場している京産大。佛教大との敗者復活戦で9回表から登板した北山は、直球中心のピッチング。ピッチングフォームを見ていても合理的。セットポジションから始動し、軸足をじっくりため込んで、内回りのテークバックからトップを作り、ゆったりと左足を踏み込んで、打者寄りで強くリリースする投球フォームから投じるストレートのスピードは常時140キロ~143キロを連発。
大学時代からストレートを磨くことにこだわってきた北山のストレートは回転数が高く、手元で押し込むほどの球威がある。タイブレークとなった10回以降もストレートで押し切り、3回無安打4奪三振の快投でチームの勝利をもたらした。
高校時代は甲子園に出場。京都府を代表する本格派として注目を浴び、プロ志望届を提出したが指名漏れ。京産大へ進むと、指導者からの勧めでストレートを磨くことにこだわった。
「練習の時はストレートしか投げない日もありますし、どうすればわかっていても打たれない空振りが奪えるストレートにできるかを考えて日々、投げ込んできました」
また、トレーニングや食事にもこだわり、「体重はそれほど変わっていないのですが、筋肉の質が変わりました」と効果を実感。今では最速148キロまで伸び、1年秋はクローザー的な役割をこなし、優勝に貢献した。
大学4年間で「プロへ行ける投手になりたい」と意気込む北山。自身の取り組みを明確に話し、ピッチングの内容も充実している姿を見ると、大きな期待感を持たせた。
これでリリーフとして2連投になるが、「イニング数は少ないので、疲労感はない」と頼もしいコメント。30日の第2代表決定戦でも、リードした場面でマウンドに立つつもりだ。