日本高野連が高校野球特待生制度実態調査の結果を発表
日本高等学校野球連盟(日本高野連)は昨日、1学年5人までとしている野球特待生制度に関する実態調査の結果を発表しました。
この野球特待生制度は2012年度の入学生から適用されています。同年度入学し、2014年度に卒業した野球特待生について実態調査をした時に続いて2回目です。
今回は2015年度から2017年度に入学した野球特待生に関しての調査です。
まずは今春卒業した2015年度入学の野球特待生です。こちらの表をご覧ください。
また、2016年度採用(現3年生)はと2017年度採用(現2年生)に関してはこちらもご覧ください。
平均人数はその年の加盟校数に対してのものです。
2017年度の加盟校数は以下の通りです。
2017年度野球特待生を採用した学校数は475校(硬式471校、軟式4校)で、全加盟校の10.7%。加盟校を私立に限定すると44.9%となりました。
日本高野連の発表では、1校5人までとしている野球特待生制度に違反をしている学校は0でした。この結果を受け、日本高野連は昨日行われた業務運営委員会で制度の継続を決定。次回の調査を3年後に行うことも決めました。
実態調査では各校の校長にもアンケートを行い、「(野球特待生は)学校生活で中心的な役割を担っている。学校全体にも良い影響を与えている」などの制度に対しての肯定的な意見が多かったということです。ただ一部地域では公立校の無償化などに関連して、「私立校の特色を生かすためにも」など人数の改善を求める声も数校ですがあったとのことです。
参照
高校野球特待生制度については:日本高野連HP
(文:松倉雄太)