U17東京代表キューバ遠征、コーチングスタッフが決定!選手は11月にセレクションを実施!
左から和泉打撃・バッテリーコーチ、前田監督、小倉総合コーチ、市原投手コーチ
U17東京選抜チーム、コーチングスタッフが決定!
5月26日(土)、東京・赤坂エクセルホテル東急で記者会見が行われ、第100回大会記念事業としてU17東京代表キューバ親善野球海外遠征が行われることが発表された。
この海外遠征は、東京都高校野球連盟に加盟している273校の中から1・2年生を対象に選手を選抜し、世界最高水準にあるキューバの代表チームと親善試合を行うもの。渡航期間は平成30年12月15日(土)~12月27日(木)が予定されており、役員20名と生徒(選手)20名の総勢40名が参加予定となっている。
会見では、今回の遠征にあたってのコーチングスタッフも発表され、監督に選出された帝京高等学校野球部の前田 三夫 氏を筆頭に、東京都の高校野球を代表する監督が顔を揃え意気込みを語った。選出されたコーチングスタッフは以下の通り。
打撃・バッテリーコーチ
和泉 実 氏(早稲田実業学校野球部監督)
投手コーチ
市原 勝人 氏(二松学舎大付高等学校野球部監督)
アシスタントコーチ
福島 靖 氏(都立東大和高等学校野球部監督)
島 修司 氏(都立高島高等学校野球部監督)
記者会見場には、コーチングスタッフの他、東京都高校野球連盟会長の堀内 正氏と専務理事の武井 克時氏も登壇。堀内会長は「全国でも名前の知れている監督方ばかりで、本当に安心しています。試合は5試合行われますが、5試合全部勝っていきたいと思います」と話し、代表チームへの手応えを口にした。
また監督に就任が決まった帝京高等学校野球部の前田 三夫監督は、「東京都の選手がキューバでどれくらい通用するのか興味を持っています。まだ時間はありますが、良い選手を選出して頑張っていきたいと思います。」語り、遠征に向け意気込みを語った。
さらに今回のキューバ遠征は、代表選手の選出にあたって11月5日(月)に[stadium]ダイワハウススタジアム八王子[/stadium]にてセレクションを実施することが発表された。セレクションによる選手の選出は、初めての試みで、前田監督、小倉総合コーチ、和泉打撃・バッテリーコーチ、市原投手コーチの4名を中心に選出が行われる。詳しい選手選考基準や概要は、以下の通り。
○U17キューバ代表クラスの選手と対等に試合ができる高度な技術を最優先とし、チームに貢献できる精神力をもち、将来的に野球を通じて国際的に活躍を目指す人材。
○対象学年は2年生・1年生(2018年度4月現在)学年は問わない
○一つの学校から複数選出もありえる。
○推薦選手のセレクションを行う【11月5日(月)12時 ダイワハウススタジアム八王子】
○秋季大会一次予選において、各ブロックで候補選手を推薦する。
○理事からの推薦も募る。
○推薦者の人数は問わない。
○推薦者がいない場合は、4名のスタッフ(前田監督、小倉総合コーチ、和泉打撃・バッテリーコーチ、市原投手コーチ)が本大会より代表選手を選定する。
○4名のスタッフは、春・夏の大会より対象学年の選手をチェックする。
○選考結果は、専務理事と4名のスタッフで決定する。
【11月5日(月)セレクション終了後】場所:八王子市内予定
○選考結果発表日【11月6日(火)連盟HP】
キューバへ遠征に行くのは高校野球では初めてとなるが、その背景には東京都高校野球連盟の強い思いがあると専務理事の武井氏は語る。
「キューバは国技が野球で、長い間世界(ランキング)1位の国でした。そういう所に東京の高校球児が行って、何かを掴んできて欲しい。ただ親善にいく以外に、力強さや身体能力の高さ、そして物が自由に手に入らない中で一生懸命野球に打ち込んでいる姿、そういったものを見て何か感じて欲しい。」
今回の遠征が、東京都の高校球児にとって大きな財産になることは間違いない。選考対象となる夏の大会、そして秋季大会一次予選は注目だ。
(文:栗崎祐太朗)