ブラバンの演奏、審判の場内放送での説明時にはストップしよう!
今回も高校野球の応援について考えてみたいと思います。
最近はブラスバンドが昔とは比べ物にならないくらい華やかで、試合の中身とともに、高校野球の代名詞となっています。
特に[stadium]甲子園[/stadium]での盛り上がりはもの凄く、楽曲、リズムなど様々な所で話題になっていますよね。
さらに、伝令をおくった時はサイレント(小さい音量)にする学校も多くなっており、試合の演出上もブラスバンドのフェアプレイは欠かせないものになっています。
そこで、もう一歩踏み込んで、ブラスバンドのフェアプレイをより確かなものにしていただきたいと思います。
それは、プレイについて審判団が場内放送で説明する時に伝令と同じ小さい音量のサイレント演奏ではなく、一度完全に演奏をストップさせることです。
すでに実施している学校はあると思います。ただ先日、高校野球の審判講習会を取材していて、「春の選抜で、ある学校は(ブラスバンドの)応援ストップしてくれなくて、場内放送で説明した球審が最初に何を言っているのか聞き取り難かった」という声を聞きました、
こういった声をゼロにしたいと思いませんか。
大事なのは応援団責任者とブラスバンドの指揮者が演奏や応援に熱中しすぎずに、試合の流れを注視して状況判断をすることだと思います。
「あっ場内放送がある」というグラウンド内の空気を読み取って、すぐに演奏をストップする。応援団や観客がノッテいる時は難しいかもしれませんが、そこは勇気をもって球場内に静寂を作るようにして、審判の場内放送での説明を聞きやすくするよう努力してみてください。
100回記念大会となる今夏。審判が場内放送でプレイの説明をする全試合で応援団が演奏を完全ストップできるように心がけていきましょう!
もちろん、伝令時のサイレント(小さい音量)も、もっともっと浸透するように願いたいです。
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(文:松倉雄太)