News

ケガをしやすい時期

2018.05.01

ケガをしやすい時期 | 高校野球ドットコム
病院での診察・検査でケガの原因を明らかにし、競技復帰に向けて医師と相談しよう

 新学期から一ヶ月ほど経ち、毎日の生活リズムも整ってきたこの時期は、整形外科などを受診するアスリートが増える時期でもあると言われています。環境の変化によって練習量や練習内容が大きく変わる新入生が、痛みを我慢してプレーを続けた結果、ケガをしてしまうのではないかと推察されます。
 新入生が指導者の先生方に「痛みがあるので練習を休みます」と言うことは、なかなかハードルが高いもの。「高校の練習についていけない選手」と思われることを避けたいという選手の気持ちも少なからずあると思います。

 

 こうしたケガのリスクを避けるためには運動量を調整することはもちろんですが、選手一人一人の体力レベルは違っているため、全体練習を変更させるのはむずかしいこともあるでしょう。
 そこで活用したいのがウォームアップやクールダウンの時間です。練習が始まる前のウォームアップで身体を温めることはもちろんですが、肩や肘などいつも使っている部位を中心に自分で軽く押してみて、いつもと違いがないか、痛みなどがないかを自分自身でチェックするようにしましょう。痛みがあったり、その痛みが日ごとに増してくるようであればムリをせずに練習を休むようにしたり、痛みの出ない練習のみ参加したりといったことを指導者の先生と相談するようにします。

 

 またプレーは出来るけど気になるという場合は、クールダウンの時にRICE処置を行ったり、ストレッチを行ったりしてセルフケアを行うようにしましょう。柔軟性が低くなって痛みが起こっているのか、それとも組織そのものを痛めているのかはケースによって違いますので、セルフケアを続けても痛みが続く場合や、強い痛みが現れる場合は早め早めに医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。

 

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.05.26

【春季近畿大会】大阪学院大高のプロ注目ショート・今坂幸暉は3打数無安打。「第1打席がすべて」と悔やむも好守備に手応え

2024.05.26

【島根】開星、出雲が各地区で優勝<各地区大会>

2024.05.26

【宮城】仙台育英が投打に圧倒して5大会連続28回目のV<春季県大会>

2024.05.26

【春季関東大会】超強力打線・帝京の快進撃が止まる! 白鷗大足利の山口・昆野を攻略できず、13年ぶりの夏への課題は「大黒柱の育成」

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.26

【春季関東大会】常総学院・中村虎汰郎が二刀流の活躍で決勝進出に貢献!9回にはサヨナラに繋がるヒット!投手としてはセンバツ後に再転向で連日の好リリーフ!

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【春季関東大会】センバツVの両エース打ちで勝利に貢献!逆転タイムリー放った池田翔吾(常総学院)は指揮官も絶賛の打棒の持ち主!

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商