News

投げる前に肩や肘を温める「ホットパック」のつくり方を紹介!

2018.03.13

投げる前に肩や肘を温める「ホットパック」のつくり方を紹介! | 高校野球ドットコム
電子レンジと濡れタオルを使って簡単にホットパックを作ることができる

 寒い時期に限らず、身体をウォームアップでよく温めてからボールを投げることはケガの予防に不可欠です。しかし気温の低い時期は身体が温まるまでに時間を要することも多く、困っている選手もいるのではないでしょうか。野球のシーズンが始まってもしばらくは気温の低い時期が続くことが予想されるので、投球動作を行う際は特に肩や肘周辺部をしっかり温めておきたいものです。

 身体全体をしっかり温めるためには、身体を動かす前に温かいものを飲んで身体の中から温めたり、ジャンプ動作などをより多く取り入れて心拍数を上げたり、簡易カイロなどを使って首の後ろなど太い動脈のある部分を温めたりすることでより効率よく身体を温めることが出来ます。これに加えて実際に負担がかかりやすい肩や肘などは温めたおしぼりをホットパックとして利用し、温めることもよい方法です。

 ホットパックの作り方は、水に濡らしたタオルをしっかりと絞り、ラップなどにくるんで電子レンジを用いて1分程度加熱します。このとき、タオルをしっかりとしぼるようにしましょう。また薄手のタオルは熱が冷めやすくなるので、厚めのタオルを使った方がより効果的です。加熱したタオルは中心部からかなり熱くなっているため、取扱いには十分注意し、肌で温かさを確認してから肩や肘など温めたい部位にあてるようにします。電子レンジが近くにない場合はお湯を利用しても構いませんが、熱湯は避け、火傷には十分気をつけるようにしてください。

 タオルを使った簡易的なホットパックは、実際にボールを投げる前に直接肩や肘を温めておくと関節や筋肉などもより動きやすくなり、ケガの再発予防にもつながります。気温が低いときや試合前に行うセルフコンディショニングの一つとしてぜひ活用してみてください。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.04

【春季愛知県大会】注目の師弟対決の決勝、享栄が中京大中京を下して8年ぶり8回目の優勝

2024.05.04

1500人近くの中学生が肩肘検診を一斉に受ける!ポニーのお祭り行事・ポニーフェスタは今年も大盛況!

2024.05.04

【新潟】東京学館新潟、糸魚川がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.05.04

【大阪】大阪桐蔭、大体大浪商などがベスト16で夏シード獲得、履正社は2年連続ノーシード<春季大会>

2024.05.04

【石川】日本航空石川、星稜、小松大谷、金沢学院大附が4強入り<春季県大会>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.29

東海大相模の149キロ右腕・福田拓翔が6回10奪三振の快投!「甲子園で150キロを投げたい」とセンバツV・健大高崎の石垣をライバルに!

2024.04.29

【石川】金沢、遊学館がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>