平沼翔太、敦賀気比高時代より豪快なフォロースルーで2ラン!
敦賀気比時代の平沼翔太選手(現・北海道日本ハムファイターズ)
プロ3年目の平沼翔太(北海道日本ハムファイターズ・敦賀気比出身)が25日の東京ヤクルトスワローズとのオープン戦で2ランホームランを放った。
2015年春に選抜優勝投手となった平沼。当時から、140キロ中盤の速球、多彩な変化球を投げ分ける完成度の高い好投手であったが、一方で野手としても、選抜での静岡戦で本塁打を打つなど、高校通算26本塁打を記録。その才能に、平沼を野手として評価する球団が多く、ドラフトでは北海道日本ハムファイターズに4位指名を受けて入団。
野手としてスタートした1年目はファームで91試合に出場し、打率.243をマーク。そして2年目もイースタンリーグ7位となる打率.264、4本塁打、31打点、11盗塁と大きく数字を伸ばしていった。
そんな平沼は、高校時代から「努力の人」と呼ばれている。高校時代は先輩投手のレベルの高さに圧倒されながらも、自らの投球フォームを必死に研究。変化球も学び直し、決め球のチェンジアップも習得。食べるトレーニングも欠かさず、どんぶり飯は当たり前。一冬で体重6キロ増に成功した。
そして、2年夏には最速144キロの速球と多彩な変化球を武器に、全国区の投手へ成長した。プロ入り後は、投手ではなく野手に転向したが、持ち前の根性で、その才能に磨きをかける。昨日のオープン戦の本塁打は、高校時代と比べると、フォロースルーが豪快なフォームに変化したことが分かる。
さぁ、勝負の3年目のシーズン。今年は開幕一軍を手にすることができるか。平沼翔太の一挙手一投足に注目だ。