試合レポート

早稲田実業vs桐光学園

2017.06.12

早稲田実業vs桐光学園 | 高校野球ドットコム
清宮 幸太郎(早稲田実業)

清宮4安打、強烈な当たりを連発!

 2017年春の神奈川県4強、強豪桐光学園を迎えて早稲田実業この日の2試合目が行われた。九州学院戦(レポート)で見られなかった清宮 幸太郎の101号本塁打は飛び出すのか。

 1回表に桐光学園の2番・関谷の2ラン本塁打で先制された早稲田実業。この試合ももちろん「3番・一塁」の清宮は、一死一塁で迎えた第1打席。いきなり初球を叩き一、二塁間を抜く右安打を放ちチャンスメイクも、この回は得点ならず。

 2点をリードされたまま迎えた3回裏の早稲田実業の攻撃。1番生沼 弥真人の2ランで同点に成功すると、またしても一塁にランナーを置いた場面で清宮。痛烈な打球がセカンドを襲い、二塁打となり、チャンスを演出し、結果この回逆転に成功した。

 5回にもセンター前ヒットで3安打猛打賞となった清宮はさらに7回。桐光学園・1年の好投手、富田 冬馬からファースト強襲二塁打を放ちなんと4安打をマーク。続く4番野村 大樹がレフトへの2ランを放ち試合を決定づけた。

 5打席目は凡退しこの日の101号とはならなかったものの、4安打でチャンスメイクしチームの勝利に大きく貢献した。

 夏の大会が刻一刻と近づく中で、このところ遠征や対外試合が続くことに関して、疲れはどうかと問われると、「ありません」と即答。和泉監督は清宮について「身体的にも精神的にもタフ」と評価するが、まさにその言葉通り、3年間試合に出続けてきた。

 大会に向けて、「コンディションをいかに上げていくか、ケガなくやっていけるか」という部分に重きを置いて、ストレッチなどを毎日のルーティンとしている清宮。最後の夏へ、準備は整いつつある。

(取材・写真=編集部

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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